文:行く見る聴く泊まる「匂艶 THE day and NIGHT Rock’n Roll YOKOHAMA CLUB 2023」




 世の中には、自分の努力で如何様にも出来る夢と、自分の力の及ばないところで結果が決まる夢がある。「A大学に入りたい」なら前者、「息子にA大学に入って貰いたい」なら後者に当たるだろう。だから、前者の夢が叶うのは勿論嬉しいが、後者の夢が叶ったらそれは、ミラクルとしか言いようがない。




 B'zがコロナ禍突入後の2020年後半に敢行した配信ライブ「5ERAS」。見た人なら皆、そのスペクタクルさにやられた筈である。 その一つの理由に「サポートメンバー」が挙げられるだろう。歴代の日本人サポーター達が一堂に会し、5回に渡ってプレイし続けた勇姿はいつまでも視聴者の目に焼きついた。

 だからその後、5回のライブがディスク化された後でさえ、あちこちで「またやって下さいね」という言葉が聞かれ、あのメンバーでのステージが待ち望まれたのだと思う。


 が。その声の殆どが「またやって下さいね、B'zのサポートを」だったように聞こえた。少なくとも自分にはそう思えた。だからこそずっと思い続けていた。

 またやって欲しい。私もそう思う。でもサポートじゃないのよ。あの時のサポート6人がまた集まって、今度は彼ら自身が主人公のステージをやって欲しい。あれだけ素晴らしかったのだから、今度はこのみんなが主役のステージがあってもいいんじゃないのか。

 誰もそんなこと言わないから、身内と親友以外には黙ってるしかなかったんだけどさ。


 でもある日。とうとう我慢できなくなって、数年が経ち皆のほとぼりが覚めた今年の2月の終わり、ポツッとインスタに記事を書いて投稿した。

 寿司屋じゃないけど「5ERASのB'z抜き」、つまりあの6人のライブがあったらいいのに。あれば私は行く、と。まあきっかけはあったんだけど、詳細は割愛する。


 そんな途方もない、自力ではどうすることもできない類の夢が叶うと解ったのは、3月の頭。場所はTwitter。数十分後にインスタ。上の記事を書いて上げてから2日しか経ってなかった。


 は?何事?




 キーボーディストの増田隆宣さんが中心となって、ご贔屓スーパーギタリストの大賀好修さん、ベースの徳永暁人さん、ドラムの田中一光さん、それにゲストボーカルの生沢佑一さんにGENKIさん、コーラスのEMYさんと萩原拓朗さんの総勢8名が絡んだロックンロールなライブを、ゴールデンウィークの最後、横浜の高級老舗ホテル、ニューグランドで行うのだという。ランチ&ディナーショーの1日2回。


 嘘だろ。夢叶っちゃうの?


 いやあ、何でも言ってみるもんだなと思った笑。

 勿論話はとっくに決まっていただろうから、単なる偶然なんだけど、それにしちゃあよく出来すぎてる。

 どうやら神は実在するらしい。


 怒涛のチケット争奪戦及び入手(他力本願でしたありがとうございました一生忘れません)。夫を口説き落とし、横浜1泊旅行を取り付けた。とはいえ彼とは宿は別。私は親友と4年振りのゴージャスホテルお泊まりライブ。

 チケット取れる前からホテル予約しといたもんね笑。どんだけ行く気だよって。いやでもこれは、カントリーサイドから都会のライブに1泊で行く時にはコロナ前からの常識なのでね。


 この4年。

 烏滸がましいようだが、実によく我慢した。地元に来てくれたスガシカオさんのライブには行ったけど、県外への移動を伴うライブは悉く遠慮した。その間、当然ながら、行きたいなあと思ったり、いつになったら行けるようになるんだろうと暗い気持ちになったりしたことも一度や二度ではない。

 でも一番参ったのは、自由に楽しげに行く人を見て、羨ましいと思っていたうちはまだ良くて、どんどん、何も感じなくなって行った自分に気づいた時だ。コロナ禍ってのは、案外、想像以上に心に影を落としていたらしい。


 そんな中でアナウンスのあった、今回のライブ。もとい、ランチ&ディナーショー。もし参加できたら、4年待った甲斐があると胸を張って言えるような出来事になるに違いない。

 というかまあ、こんなビッグイベント、チケットが取れたなら参加しない手はないっつーね。




 天気予報がいい方に外れて当日はピーカン。早朝に出発したお陰で予定より前倒しで横浜へ到着。途中、乾いた風が強く吹く中、厚木SAで朝食。夫と2人でコーヒーと一緒にカレーパンを食べた。サクサクして美味。





 結局一度も渋滞にハマることなくホテル着。老舗ホテルなんて泊まったことないからやや怖気付く笑。が、そこはさすが、都会の、洗練された、お客様に優しいホテルで安堵。

 するとエントランスで、今回事前に聞いておきたいことがあり、数回メールして問い合わせた時にお返事を下さっていた、営業企画部のUさんに声を掛けて頂く。大変な美人。しかも気さく。高感度特大、違う「徳」大。ヨコハマという街にはこんな素敵な女性がたくさんいるんだろう。そういえばホテルスタッフ様は女性が多いように見えた。

 昔から渋谷より横浜が好きだった。渋谷より横浜。渋谷より新宿って渋谷が苦手なだけじゃないのかw





 夫が自分の泊まる、ここから歩いて2分程の別のホテルに駐車しに行き、戻って来たところで親友Kと落ち合う。その後無事に本日初顔合わせにして既にマブダチ(死語)の某氏とも会え、歓談後会場へ。チケットQRを見せるとうおおおおおおおこれはなんだあああっつーくらい良きお席へご案内(実際は自分達で歩いて行きます)。「眺めのいい部屋」ならぬ眺めのいい席。


 それでは行ってみよう、「マチネ・ド・ロックンロール」。

 

 会場である「ペリーの間」は、正面ステージに向かって突き進むと、大きなガラス張りの窓の向こうに空と海と船とが大きく見える。眼下には山下公園が。それをバックにあの豪華メンバーが歌ったり演奏したりするんである。若干逆光にはなるんだが、なんつーか、後光が差しているというかねw、そんな雰囲気さえもする。




 お食事は美味しいに決まってる訳で。またどのお料理にも細やかな心遣いが見えていたように思う。

 例えば前菜。シンガーは昼夜1人ずつなので、ステージには7人が上がる訳だが、その7人のミュージシャンというところにインスパイアされたという、7つの可愛らしい色とりどりのアミューズが並んだお皿。




 また、マチネ出演の生沢さんの声を彷彿させる、パンチが効いたボリュームの牛フィレのロースト。私のは端っこだったのか、更にすんごいボリュームの一切れがやって来た。




 夫は昼だけ参加なのでここで早速ビールへ行ってしまう。そしてにこにこしながら赤ワインへ。くううううう飲みたい!飲みたいけどここで飲んじゃったら夜までもたない!とぐっと堪える私。でもやっぱし我慢できなくて白ワイン1杯だけ貰った。ちなみにお料理をSNSに上げるのはホテル様公認。


 エントランスで会ったUさんの司会でアナウンスが流れ、SEが切り替わる。おお、これはアレではないか。1996年リリース、B'zの松本孝弘氏が作ったROCK’N ROLL STANDARD CLUB!!! 忘れる訳がない。このアルバムどんだけ聴いたと思ってんだ。ということはやはりこの中のナンバーから来る訳だな?まあ、ボーカルのお二人が絡んだアルバムでもあるのだから当然っちゃ当然だけど。

 嬉しい。このアルバムほんと大好きだった。

 とはいえこの頃まだ我らがスーパーギタリスト大賀くんやイケメン実力派ベーシスト徳ちゃんはメンツじゃなかったので、今回彼等が入ってのカバーだとしたら感慨深いものがある。


 いつしか室内は暗転し、ライトがステージを照らす。

 既に窓ガラスの前には濃紺の重厚な緞帳が降り、現れたビッグスクリーンには、増田さんがお作りになったのかスタッフ様が精魂込められたのか解らないが、とにかくB'zも驚きの手の込んだイントロ映像が映し出される。そこには


「高級ホテルでロックンロール」

「前代未聞」


の文字が笑。間違いない。


 さてここで注意書き。

 ここからMCの内容にも触れていきますが、当然のことながら100%の再現はできません。セトリメモるので精一杯で笑。

 ですので、ここからのメンバーの台詞に関しては「大体こんな言い回しでこんな内容のことを言ったよ」という風に解釈して頂ければ幸い。また、それがどの曲の辺りで出た話かについても、はっきりとは記憶にないので記しません。

 皆様それぞれの脳内で、補完して頂きたく思います。




 スクリーンでカウントダウンが始まり、ぎこちなかった各々のクラップが段々と一つにまとまってくる。3、2、1、ゼロ。

 下がっていた緞帳が上がり、青く美しい海と空をバックにカミテから順々にメンバーが現れ、大歓声に包まれる、と言いたいところだが、拍手の音が中心で、まだオーディエンスもどんな反応をしていいのか戸惑っていたりもする。だって今し方豪華ランチ食べたばっかしだよ?w 食前酒はノンアルカクテルだったから、自分で頼んだ人以外は全員シラフな訳よ。

 すると増田さんのイントロMCの中、見かねた大賀くんが笑顔で声をかける。


「みんな!声だしていいんだよ!」


 そう言われて「ああ、そうだった」とあらためて気づくというね。


 ボーカルの生沢さんのキラッキラのベルトがカッコいい。それがね、2度目に登場する時に1本増えて、斜めに締めて、2本になってたのよ。それがまたカッコいいんだ!渋いなあ〜でもカッコいいなあ〜と感心感動することしきり。




 話を戻して。1曲目から。

 前出のアルバムより “I GOT THE FIRE” “FOOL FOR YOUR LOVING”と続く。アルバムで聞き慣れた音が更にソリッドに響いてくる。この「響いてくる」つーのは本当に文字通りで、私の席からは徳ちゃんのベースの音がアンプを通じてまさに「どてっ腹」にどかーんとくる訳よ!爆裂!いやもうまじ?ってくらいの迫力。


 徳ちゃん。目の前で穴の開く程まじまじ見て(こらw)、まず「でっかいなあ」と笑。身長7メートル、脚だけで5メートルくらいありそうってガンダムかよ笑。真っ直ぐに伸びた背中。5メートルの脚をぐっと開いて、長い指でど迫力のベースをぐいぐい弾くんだな。これに惚れない人がいる?少なくとも地球にはいない。どこから見ても決まってる。完璧。時折伏せた目の奥がキラッと鋭くなって、スッと通った鼻筋とキレのある締まった口元。それが時折緩んだかと思うとあの極上の笑顔。

 もしかして彫刻か?w

 こんないいものを拝ませてもらっていいのだろうか昼間っから。


 徳ちゃんは実は、生沢さんに、ベーシストとして認識してもらえてなかったというお話がMCにて披露される笑。そこですかさず大賀くんがツッコむ。


「徳ちゃん、(「ベーシスト?」って)聞かれても『一応』とか答えてるし!w」(観客大笑)


 その大賀くんだが、増田さんと生沢さんが「俺達よく喋る」、という話をしていた時に生沢さんから「(大賀くんは)楽屋でも一人で喋ってる」とお墨付きを頂いていた笑。

 そのオンリーロンリートーク、是非録音して私達にも聞かせて欲しい。




「今日は何組も結婚式が(このホテルで)あって…。こんな大きい音出してるとなんだあれは⁈って言われてると思いますけど、気にせずガンガン行きたいと思います!w」


 とは、今回バンマス(だよねきっと)の増田さんの弁。


 その増田さんが、これよりもう少し後、だったと思うけど、こんなことを言った。


「B'zの5ERASという配信ライブがあって、僕らは一緒に演ったんですけど、それがなかったら、今こうしてみんなで集まってというのはなかったと思います。だから、コロナも、悪いことばかりじゃなかったですよね」


 ちょっとジンと来た。

 そうね、そうよね増田さん。やっぱし好きだな。


 私とKは、B'zの2012年のInto Free Extra(でいいんだっけ?)、つまり海外公演の後の東京での追加公演のチケットが取れて参加したのだけど、それがバックステージ席で、要は「後ろの方で前を想像しながら見る席」だったのだが、増田さんのほぼ真後ろで、2人でずっと増田さんの、止むことのない華麗なステップをひたすら眺めながらライブを楽しんだ記憶がある。あれ以来、増田さんってちょっといいなとずっと思い続けてきた。この「ちょっといいな」って匙加減、長く好きでいられる秘訣。




「5ERASの後、ずっと会ってなかったけど、リハで会ったらぱっと音が合って」


 という言葉もグッときた。

 そこですかさず大賀くんがカットイン。5ERASといえば黙ってはいられない。


「あの、増田さんは、まだプーチンの」

「徳ちゃん、ヨガやってる?」

「イッコーさんはダンス?」

「俺ももちろんこれ(と言ってルービックキューブを回す真似)」


 完全に持ちネタだなwww


 話を戻す。

 増田さんが生沢さんに今回歌って欲しかったというデフ・レパードの “LOVE BITES”、今や日本のスタンダードとなった「ラブ・イズ・オーヴァー」と続く。沁みたねえ。生沢さんの声。好きだなあ。あんなワイルドな声どうやったら出せるのか。そして歌に劣らず、大賀くんのギターがさあ。もうさあ、うっうっ。「すいません水割りもう1杯下さい」(メニューにないだろw)


 生沢さん曰く


「最近さ、泣けるギターの人少ないのよ。みんなテクニックに走っちゃう」


 だけど大賀くんのギターは、


「いいよね。泣きが上手いよね」


 うんうんと頷き拍手のオーディエンス。




 4曲終わって生沢さんが一旦ステージを降りて、何が始まるかと思えばいきなり「この4人で、インストをやります」との増田様の一声が。そして、


 うっひゃああああああ!!!

 チック・コリアの “Spain”じゃんっ!!!

 感涙!号泣!!!


 演奏後に増田さんが「これ楽しいよね。ユニゾンで、みんなで同じメロディやるの」と言っていたけど、こっちもスーパー楽しい。


 いやあもう、ジャズファン&インストファンとしては感無量。まさかこの4人で「スペイン」が聴けるとは。私的には今回随一のクライマックスだった。

 Sensationのバージョンをいつの日かナマで聴きたいと思っているんだけど、きっと今回のこの、身体にドッカンドッカンくる、ど迫力のSpainは、それに勝るとも劣らないバージョンだと思う。




 そしてこの後、既に巷のSNSで話題のサザンに行くんだ。

 「このホテルにちなんだ場所が歌詞に出てくるんです」と増田さん。シーガーディアンで酔わされて、のとこですわね。「この曲は、この2人(徳ちゃんと大賀くん)がリードボーカルを取ります」と言われて始まったのは1998年松嶋菜々子主演(椎名桔平共演の不倫)ドラマ「Sweet Season」主題歌、「LOVE AFFAIR ~秘密のデート」。ヒューヒュー。

 

 1番を、脚の長さ5メートルの徳ちゃんが、いつもの低音の魅力爆発で歌う。ふくよかで滑らかで、懐の深い声。嗚呼。色っぽい歌詞を少し桑田調にビブラートを効かせる徳ちゃん。いやあいい。いいねえ。ほんと。堪らんよ(おっさんかw)。


「マリンルージュで愛されて

大黒埠頭で虹を見て

シーガーディアンで酔わされて

まだ離れたくない」


 徳ちゃんパートのサビまで来てみんなでうっとり&ノリノリで、という辺りでふと気づくと、大賀くんのマイクスタンドに付けてあるタブレットをいじっているスタッフさんがいる。ん?あれ、外れちゃったのかな?困るだろうになあ〜なんて思ってたらタブレットがぽこっと外れて「あらら」という間もなくスタッフさん、そのタブレットを大賀くんの方に向けながら自分はバックでステージを降りて歩き出すではないか。

 はっと気づけば大賀くんがストラップを脱ぐようにしてギターを身体から引っぺがし、スタンドに立てるとすぐにパパッとマイクスタンドからマイクを取り外して片手に持ち、スタッフさんの後からステージを降りて、スタッフさんが持つ自分のオンラインサロンのステッカーがバシッと貼り付けてあるタブレットをガン見しながら(多分歌詞を見ていたんだろう)卓のすぐ横へ来てかの有名な「100万ドル大賀スマイル」を惜し気もなく振り撒き、少し高めのハスキーボイスで歌いつつゆっくりテーブルの周りを歩き出す。お客さん大ウケ。拍手喝采。




「愛の雫が果てた後でも

何故にこれほど優しくなれる」


 きゃああ大賀さーん!

 誰か!誰かお捻りを!…ってまあまさかここまでしてくれるなんて思わないよね。


「好き合うほどに何も構えずに

ただの男でいたい〜♪」


 お客さん大盛り上がり。


「ハーバービューの部屋で抱きしめ

また口づけた〜♪」


 おおっとここで!

 まさかまさかの投げキッス!(に見えたんだよなあ。違ったかなあ?でも私の中ではやったことになってるのでそういうことにしといて下さい笑。ちょっとだけね。この辺が「やってもええけどちょっと恥ずかしい」大賀くん的いつもの感じがして良き、と思ったw)。

 お客さん全員(約200)のハート打ち抜きズッキュン作戦大成功!

 みなさま!踊り子さんにはお手を触れないようお願いいたします!

 …とは言わなかったけどねスタッフさんもw

 

 いやあ。やはりやったか。大賀くんらしい、客席飛び入り練り歩きショータイム。そのサーヴィス精神たるや。天晴。満点。合格(何にw)。




 その後生沢さん再び登場で、行ってみようかと始まったのがB'zの “BAD COMMUNICATION ~E. Style~”!会場完全に祭り状態。ボルテージ上がりっ放し。

 BAD〜はSNSでも沢山言及されてますけど、Eスタイルだったのよ。ここ大事。もう無茶苦茶カッコいい。一緒に歌ってしまった。これ、カラオケのオハコだったんだよね〜。


 前にもインスタで言ったんだけどさ、B'zの数々の名曲を、他のプロのミュージシャンがカバーして歌い継いで行くこと、個人的には大賛成。

 リスナーそれぞれにお気に入りがあるでしょ?でもその全部をライブで聴くことなんて出来ないじゃない。だったら色んなミュージシャンに歌って演奏して貰って、その楽曲の良さをあらためて認識するっていいことだよ。B'zにも、リスナーにも、カバーしたミュージシャン達にも。しかも今回なんてさ、B'zと共に歩んで来た人々だよ?B'zの歴史を生で、肌で、感じてきた人達な訳よ。こういう人に演ってもらうんなら、作り手も嬉しいんじゃないだろうか。

 BAD〜は演ることはあっても、Eスタイルってきっとなかなか演らないと思うの。だったら、「ほら、英語のバージョンもあるんだよ」って、若いB'zのファン達に、その良さをアピールする機会がこんな風にあるのは全然悪いことじゃない。




 で!そこからの奇跡。増田さんから鶴の一声。


「皆さん、次の1曲だけは、撮影OKにします!」


 え?

 ええ⁈

 ええええええええええええええ⁈⁈⁈

 いいんですか⁈

 いいんですかほんとに!

 と言ってる間に始まったのが、クイーンの名曲 “I Was Born to Love You”

 

 痺れましたわ。ほんと。

 

 徳ちゃんと背中を合わせて歌う生沢さん。

 増田さんを笑顔で見る大賀くん。

 その大賀くんを見る徳ちゃん。

 徳ちゃんを指差して笑顔で合図する大賀くん。

 イッコーさんの方を向くベースとギター。

 ステージを飛び出す生沢さん。

 それを楽しそうに眺めて弾き倒す大賀くん。

 戻ってくる生沢さんを大きな目で見ている徳ちゃん。

 ジャンプして大賀くんに飛びつく生沢さん。

 生沢さんの脚を抱える大賀くん。

 そんな全てを微笑みながら受け止めている増田さん。








 すいません泣いていいですか笑。


 この曲が終わった後、生沢さんが「巻いたねー!w 早くて俺ついていけなかったよ!w」と。

 実は増田さん最初の方で「結局(全部演奏すると)何分かかるのか、時間測ってないんだよね」と爆弾発言w 「多分こんなもんだろう〜ってw」さすがはプロ!と思っていたんだけど徳ちゃんが笑いながら、


「増田さん、さっきから(随分押してるって横から合図出てるのに)カンペ全く見てないし!」


 大笑い。いやいいんですよ?我々はどんなに沢山演って頂いても構わないんです。けどねw


 キーボードのイントロがキャッチーなヴァン・ヘイレンのポップチューン(って言いたくなる) “Jump”(ヴァン・ヘイレンではこの曲一番好き。ベタですが)では大賀くんのギターがまた炸裂!そのままボン・ジョヴィの、みんな大好き “Livin’ on a Prayer”へ行き、ラストは、多分Beck, Bowery & Appiceがカバーした(違ってたらごめんなさい) “Superstition”のカバー。これがものすっごくカッコよかった。ノリがね、腰にくる感じでいいのよ。確かこれは「じゃあ、立とうか!」って増田さんが言ってくれたんじゃなかったかと思う。リズムを取って楽しむにはちょうどピッタシのナンバー。

 しかもね、ソワレ(夜の部)に登場の筈のGENKIさんも加わってのナンバーだった訳よ。豪華絢爛なツインボーカル。なんて嬉しいサービス!




 興奮冷めやらぬままマチネがお開きに。ペリーの間を出たところでちょうど生沢さんが向こうからやって来て、希望者ともれなくハイタッチ(私もそこにいたのでどさくさに紛れてハイタッチ。うわあ嬉しい)。

 現場限定と言われた白Tシャツをゲットして、写真を何枚か撮り、会場を後にした我々はここで漸くチェックイン。14階のお部屋から見える景色は豪華豪華…って、あれ?この景色ってもしかして。


「そうです!このお部屋は、『ペリーの間』のちょうど真上にございます」




 ホテルスタッフ様の説明にこれまた嬉しい悲鳴が上がる。ライブ終わっても部屋が余韻を運んでくれるなんて。

 ひとしきりみんなでお喋りをしたところで夫が別行動へ。ガンダムを眺めてから中華街へ行くと言う。気づけばあっという間に17時を過ぎ、「ロックンロール・ソワレ」の時間がやって来る。


 再び会場へ戻ると、今度もとてもいい感じのお席をあてがって頂き感謝感激雨霰。ディナーは食前酒がシャンパン(スパークリングワイン)でアルコール入り。ああ、美味い。実に美味い。何かお飲み物は?と聞きに来て下さったので即座に白ワインを頼んでしまう。せっかくのホテルディナー、もう我慢しないぞ!





 かぼちゃの温製ポタージュもとっても美味しかったし、その後のシーフードココットドリアが感動する程美味かった。ここでご飯ものが挟まってくる辺り、よく解ってるよね。




 牛フィレ肉メダイヨンのソテーも2種類のソース含めすごく美味しかった。ここで「赤(ワイン)は如何ですか?」と聴きに来て下さったのだけど、白一択にしました。Kとの「深夜の飲み会」も楽しみだったしねw




 いつしか歓談の時が過ぎ、再び開演時刻へ。ほぼ誰しもに多めに入ったアルコール(ここ伏線です笑)のせいかお昼よりもかなりリラックスした雰囲気が場内に流れ、カウントダウンに合わせてすぐに手拍子が始まる。

 上がった緞帳の向こうでは、夕暮れが夜の帳に変わろうとしており、カミテ側からご一行様が現れると場内の歓声も膨れ上がる。脇を通ったイッコーさんを見る。細。細い。細いよ。何であんなに節制出来るの。何食べたらああなれるの。あんな細いのにあのドラムの音。真のロッカーだなあ。かっちょいい。


 持ち場につくと増田さんがご挨拶の後で言う。


「今からやる1曲目を、この回では撮影OKにします!」


 いきなりかい!w 

 慌ててスマホを構えていると大賀くんの煽るイントロから増田さんのソロで始まったのはジャーニーの “Separate Ways”! WBCの感動が蘇る、と言いたいところだが目の前の出来事の方が数億倍感動的で既に言葉を失っている。

 まだボーカルのGENKI御大が登場する前で、この曲を歌って下さったのはコーラスとして参加していたお二人。萩原拓朗さんが1番を、EMYさんが2番を。お二人ともほんといい声。EMYさん、昔聞いていた本城美沙子さんを彷彿させる、透明で柔らかいのにキックのあるボイス。で、そこにコーラスで大賀くんが絡むんだ。お昼もそうだったけど、今回のライブって大賀くん、ギターもコーラスもボーカルもやるんだよ。ガンガン歌う。それは徳ちゃんも同じだけど、客席回ったのは大賀くんだけ笑。





 ステージカミテ側の大賀くんが途中でシモテの徳ちゃんに寄っていって2人でプレイ。楽しそうなんだなあこれが。2人とも完全に少年の顔をしている。そういうシーンがこの曲の間に2回あったんだけど、よく顔が拝めない瞬間ですら、ちらっと見えたところから、それが笑顔であると解るんだよね。コーラスのお二人はカミテにずっといるので、ステージで動き回るのは実質大賀くんだけ。動く大賀くん見たい放題。







 いつも写真やオンラインサロンなどの配信動画=平面で見ていた御仁・大賀くんが3次元になって、しかもほぼ目の前にいるというのは実際不思議な感じすらして、すぐそこにいるのに「本当にいるのかな」的な笑、なんというかこう、余りに嬉しくてちょっとふわふふわしたような気分だった。

 え?酒のせい?まあそれもあるか。


 マチネの方の途中だったかなあ、持ち場に戻った大賀くんが一瞬だけ何かにつまづきかけたみたいで


(おっ)


 って顔になってから即座に体制立て直した時、誰を見るでもなく、でも顔をやや客席の方に向けて


(おし!(ニコ))


 って表情になったのが見えたんだけど(こんな説明で通じるのかw)、ステージに立つ人はいつ何時どんな場面でも誰が見ているか解らないってことを承知しているのね。ほんっとにエンタメ精神旺盛。目立たない場面だったからこそ印象に残っている。




 2曲目からは増田さん曰く「御大」であるGENKIさんが登場。この方がまた、穏やかににこやかに和ませる雰囲気、なのにソワレ2曲目、ROCK‘N ROLL STANDARD CLUB収録の、GENKIさんの持ち歌と言っても過言ではない “MOVE OVER”を演り出したらこれがまた凄いったらない。大賀くんのアンプも徳ちゃんのアンプもものともしない大迫力。どうしたらあんな声が出るんだろう。MOVE OVERってジャニスの歌でしょう?増田さんが、


「いろいろな、素晴らしいボーカリストがいますけど、生沢さんとGENKIさんは、日本が誇るレジェンドだと思ってます」


という気持ちも解る。その二大レジェンドの歌声を聴きに来てるって、凄いことだなあ〜。

 その後Vow Wowの “Helter  Skelter”(感動した)と、前出のROCK‘N ROLL STANDARD CLUBより “COMMUNICATION BREAKDOWN”をご披露して頂く。堪らん。2曲とも大好き。いやあアルコールが回る。白ワイン2杯しか飲み干してないんだけど。


 大賀くんが言った。


「僕は、中学生とか高校生の時にGENKIさんのボーカルの、Vow Wowを聞いていたんですが、その時の声が、横から聞こえて来るんです!耳が喜んでます!」


 そうだろうなあ。そうだと思う。ほんと耳が喜んでるよね。


 だって今私がそうだもの。あなたのギターを聴いて。

 ああ目頭が熱い。


 すいません白ワイン瓶ごと下さい(こら。


 こんな大御所なのに、優しそうで、見た目もとてもお若いGENKIさん。途中で女の子の「キャー!」という声がかかるとちょっと恥ずかしそうに、でも嬉しそうに、


「最近、黄色い声ってなかなかないから」


 な〜んて言われちゃったらもっと言いたくなるってもんよねえw



 

 ここで微笑みのハードロックシンガーGENKI御大が一旦引っ込んで「御大は、飲みに行きました(by増田さん)」。

 というかGENKIさん、もしかしてずっと飲んでる?笑 あのタンブラーに入ってるのってもしかしてお酒?もしそうならあんだけ飲んでてあの声が出るって神以外の何者でもない。大賀くんも言ってた。


「リハに来た途端にGENKIさんは(と言って缶を持つ動作をして)『ぷしゅ』って…www スタジオ中に響き渡ってましたw」


 で、ここから例の「大賀くん練り歩きタイムソングバイサザンオールスターズ」が始まる訳だけど、その前に増田さんは「喋ってないじゃない」と、徳ちゃんに話を振る。客席に手を挙げる徳ちゃん。それだけで大盛り上がりのお客さん。


徳ちゃん「飲んでますか〜!」


 いえーい!キャー!徳ちゃーん!


徳ちゃん「みんな!飲み過ぎじゃないw⁈」

増田さん「全部飲み放題だしね。ここら辺酒臭いもんw!」

大賀くん「羨ましいw!」

増田さん「早く飲みたいw!」


 客席大爆笑。まあでも、夜は飲んでたな〜全員w


徳ちゃん「じゃあ、みんなで乾杯しよう!」


 徳ちゃん、もっと飲ませたいのか?w


 その後増田さんが客席に「皆さん、いいですか?トイレ休憩とか、しなくていいですか?」と尋ねる。うん?そんなのお昼にはなかったぞ?すると徳ちゃんの説明が。


「増田さん、実は楽屋に楽譜を忘れて」


 大爆笑。と、言ってる側からスタッフさんが楽譜を持って来て下さる。トイレ休憩はなし。


「でも、行ってくださいね!我慢してると良くないですから!」


 心配して下さってありがとうw




 そして増田さん&徳ちゃんの言う「余興」=サザンが始まる…の前に増田さんが


「あ、あの業務連絡です。イッコーさん!えと、これの後、すぐ、イッコーさんから、ね?」


 笑う徳ちゃん大賀くん。何言ってるんですか。


「だから、業務連絡!」


 どこまでもお茶目な増田さん。

 で、やっとサザンが始まる。徳ちゃんの麗しい声の1番が終わり、先程と同じ要領で大賀くんが客席に降りて…




 あああああっ!

 こんな!こんな近くを通るなら!

 触ろうと思えば触りたい放題の!こんな近くをおおお!←踏みとどまりましたw

 なぜ私は用意しなかった!お捻りを!

 首にかけて差し上げるお捻りををおおおおお!


 というくらい至近距離を通ってくれたが、お神輿と一緒で、通ってしまえば戻っては来ず。別の場所からステージに戻った大賀くん。

 そして!先程増田さんが言ってたように、少し間を置いてイッコーさんが叩き始めて…


 あ。私、解ったかも。


 あのイッコーさんのリズム、あの鳩尾にグッとくる徳ちゃんのベース、増田さんからですよという合図、間違いない(私これは結構当たるんですよ)。B'zの大ヒットナンバーのひとつ、 “ZERO”


 弾ける笑顔で自由に炸裂しまくる大賀くんのギターを聴きながらあらためて思った。一度でいい。一度でいいから、彼のファーストギターで稲葉さんの歌うB'zのナンバーを聴いてみたかった。

 先程歌ってくれた萩原さんにEMYさん、それに大賀くんの声が混じる。うわあ最高。お姉さん(誰)お酒持ってきてー!


  そしてGENKI御大がタンブラー片手に戻り、ジョー・コッカーの “You Are So Beautiful”を聞かせる。これよかったなあ〜!!!力一杯よかった。

 その後2曲あり(すみませんタイトルが不明でした。後日情報が補完されたら書き込みます)、本編が終わって袖に引っ込んだと思ったらソッコー戻ってのアンコールの頃には会場はすっかり無礼講で笑、後ろの席の方も前にやって来て大盛り上がり。置きっ放しのハンドバッグもスマホも全然無事だった。みんな目の前に夢中だからね笑。

 ここは勿論生沢さんが再登場して、みんなで一斉にツェッペリンの “Rock and Roll” ってまさに今日のためにあるようなナンバー!選曲最高かよ!全員ノリノリで踊りまくる。

 最後の最後のキメの直前、徳ちゃんはベースのネックを上に掲げ(高さ約20メートル)、大賀くんはギターのネックを自身のマイクスタンドに擦り付けてザリザリザリ〜!みたいな笑。どんだけ盛り上がってたかお解り頂けるのではないかと思う。




 そして増田さんに続いてみんなで退場、と思いきや、メンバーはみんなステージでこちらを向いてご挨拶、の筈が増田さーん!帰っちゃったよ!w 大賀くんがすかさずカミテに呼びかける。


「増田さーん!戻ってくださーい!今日の一番の主役がw」


 でも私は増田さんのこういうあっさりしたとこが好き。さっさと一人で帰っちゃうようなw

 戻ってきた増田さんは、オーディエンスに感謝の気持ちを述べ、みんなでご挨拶して下さった。何言ってるんですか。ありがとうございましたはこちらの方ですから。こんな貴重なライブ。


 マチネでもあったけどソワレでも最後に写真撮影があって、大きな窓ガラスに背を向けるように立ったスタッフ様が、ステージで逆側を向いたメンバーさんと、その後ろに怨念の如く、違う!守護神の如く群がったオーディエンスを何枚も撮ってくださる。あれ、どこかでオープンになるのかしら。凄く見てみたい。


 そして退場になるんだけど、前の方にいる全員が、餌に群がる池の鯉の如くハイタッチ求めて手を伸ばす訳よ。これは解るよね。つか自分ももれなく池の鯉になったよ。だいぶ草臥れた鯉だけどw




 みんなにもみくちゃにされた大賀くんの手は、あったかくて柔らかかった。

 みんなに引っ張りだこだった徳ちゃんの手は、あったかくて指がゴツかった。


 手に触れて、やっと初めて理解できた。

 大賀くんって、徳ちゃんって、実在したんだなあw


 若いお兄ちゃんが大賀くんにカードみたいなものを何か渡して、大賀くんが一瞬「え?」って顔になった後パッとしまって「ありがと!」みたいな表情になったのも見えた。何を渡したかは知らないけど、やっぱしさあ、ロッカーはみんなきっと、女子にモテるのも嬉しいだろうけど、男子に憧れられるのって一層嬉しいよね。


 こんな最高のライブを催して下さって、増田さん、そしてホテルニューグランドさん、本当にありがとうございました。

 4年待った甲斐がありました。




 部屋に戻って暫し歓談し、某氏を見送った後、私とKは夜中ずっと、マイあいぽんで稲葉さんのソロ曲を流しながら話に耽った。お酒も飲んだ。漸く落ち着いて飲めるんだし笑。




 Kとは実際には4年顔を合わせられなかった訳だが、ほぼ毎日メッセージでくだらないやり取りをしているせいか、会った瞬間から、まるで一昨日にも会っていたかのような気分で話が出来たのには互いに驚いた。もっと、感動の再会!みたいになるのかと思っていたが全然そうではなく、ねえねえいよいよ今日だね〜!みたいなノリで話していたという訳だ。

 それでいいんだと思った。それこそが本当の友達なんだろう。

 増田さんが「しばらく会ってなかったけど、リハで会ったらパッと音が合って」と言ったが、そんな仲なのかもしれない。


 ライブ後、インスタに数名の方から「ご挨拶したかったです〜!」とメッセージを頂いた。私のような輩にお声がけ頂くとは有り難い限りである。

 ライブに行って、あ、あの方また来てるな!と気づいて、「こんにちは!お元気でしたか?今日は楽しみましょうね〜!」と挨拶をし、互いの場所で存分に楽しんだ後、帰りには「じゃあまた!お疲れ様でした!」と言い合って次に会えるのを楽しみに帰途につく。そんな関係もいいよね。




 飲んで飲んで飲まれて飲んで。4時までのつもりが3時が限界で笑、意識を失うようにベッドに倒れ込み、翌朝9時半に無理矢理起きてKに「おぱよう〜」と言ったら声が生沢さんだった(爆笑。


 着替えてチェックアウトをし、夫と合流してランチでも、と思ったが案の定ホテルのカフェもレストランも全部満席1時間以上待ちだったので、一旦雨の降る中外へ出て、横浜マリンタワー内のEggs’n Thingsというハワイアンのお店に入る。エッグズベネディクト、美味しかったです。




 夫は目玉焼きの乗ったフライドライスを頂いた。朝は何か食べたのかと聞くと、中華街に出て豚まんを買って食したという。前の晩は坦々麺。パンダのお店があって、朝早くだから閉まってたけど色々あったよと教えてくれる。昨夜は日産のギャラリーへ電車に乗って行き(飲んじゃってるのでw)、自分で撮ったお気に入りの車の写真を見せてくれた。別行動もいいもんだ。

 

 食事が済んでホテルへ戻り、時間があったのでホテル内の名所で写真撮影。後にその場所でライブのメンバー様達を写した写真がSNSにアップされてこれまた感動。メンバー様に負けず劣らず、ホテルが既にフォトジェニック。





 名残惜しかったがみなとみらい線の駅の前でKと別れて、我々も土砂降りの中帰途へついた。よく昨日降らなかったな一滴も。帰りの車の中でメモした通りにセットリストを並べて聴いてみた。いやあやっぱし神セトリ。

 スタッフさんが、我々観客の足元に屈み込み、何枚も何枚も写真を撮ってくれていたのが、メンバーのSNSにどんどん上がるたびに、この日のこの時間、一瞬一瞬が蘇るようだ。

 いやあ、無事に行けて何より。楽しめて何より。






 こんなライブ、二度とないかも知れない。

 でも二度目も三度目もあっていいと思う。

 なんなら恒例行事にしてほしい。

 ねえ、増田さん。お願いしますよ。グッズもセンス良くて可愛いし。


 頑張って生きるのも案外悪くない。


 ライブ中の写真は全て、メンバー様のオープンな公式アカウントに載ったものか、或いは撮影OKタイムに私とKとが撮ったものです。









 


  

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