毎度おなじみの海外ドラマあるある。コラボ企画って楽しいよね。例えば、「マクガイバー」と「Hawaii Five-O」も楽しかったし、「Five-O」は「NCIS:LA」ともコラボしたこともあったよね。NCIS本家とLA、本家とニューオーリンズのコラボも良かった。本家とNOは、互いのリーダーがいぶし銀同士なので、キャラが若干被ってて楽しかった(笑)。
でもなんつっても好きだったのが、CSIマイアミとCSI:NYのコラボ。それに本家が混じった3本のドラマのクロスオーバーエピソードも好きだけど、個人的には、NYのお披露目版になった(んだと思う)、1話完結のマイアミとのコラボが素敵だったと記憶している。マイアミが舞台の時は画面全体が黄色味がかってるんだけど、NYに移るとそれがやや灰色がかったブルーになる。わかりやすさというだけでなく、NYのイメージにあっていて印象的だった。吹替版では連ドラになってからの声と若干メンツが違うんだけど、それもまた味よね。
ラストシーンの、マイアミのホレイショ・ケインとNYのマック・テイラーのニアミスった感じもめちゃくちゃかっこよくて惚れたなあ。何度見ても飽きなかったわ。
いつものメンツと違う同士が集まると、思いがけない化学反応が起こるものだ。
B'zの稲葉さんがソロライブをやるとなった場合、それはもう、もちろんいい意味で、B'zの稲葉さんではない。そうではなく、稲葉浩志という1人の独立したミュージシャン全てが詰まったライブとなるのだと、今回、やや古いライブDVDを見て思った。
実は稲葉さんのソロは生でも見たことがある。en IIIは、なぜか我が県に真っ先に来てくれた。MCを聞いて解ったのだが、サポートメンバーの中に我が県出身の方がいて、それで来てくれたらしい。まあなんと粋な計らい。そのおかげで私は前から12列目という、稲葉さんバッチリ見えますってなシートを充てがってもらうことができた。もうあんな前ではしばらく稲葉さんを拝むことは出来ないだろうなと思いながら見た記憶がある。
が、その時を凌ぐと言っても過言ではないほど、今回初めて見たen 2004、つまり1回目のenを見て感動もしたし、興奮もした。それは、もちろん稲葉さんが素敵だったからという理由もあるが、サポートメンバーが素晴らしかったから。
B'z関係のサポートといえば、当ブログ記事では常連のご贔屓ギタリスト、大賀好修さんである。
33歳の大賀くんは当たり前だが今以上に若かったが、この頃からかなり音は成熟していたのではないかと思う。無論、今のが上手いに決まってるんだが、いくつかのフレーズは彼が今でもよく奏でるもので、聴き覚えがあり、「ああ、大賀くんなんだな」とわかって嬉しくなった。
覚えがあるのはもう一つ、演奏しながらの表情である。とにかく嬉しそう楽しそう。これは今でも変わらないよね。彼の笑顔ってどうしてこんなに人を惹き付けるのだろう。インスタで勝手に大賀くんの笑ってる写真を多めに投稿するという「大賀スマイルキャンペーン」を1人でずっと行っているのだがw、全部の投稿を眺めていると自分がまず嬉しくなる。
そんな笑顔の似合う大賀くんだが、ソロになるとガラッと変わって「ここはこれやー!」とでも言うかのような駄目押しの切な系フェイスになる(どんな顔だよw)。音がくいっと上がる時とか、1番の盛り上がりのロングトーンとかの時ね。これも今でも同じではないかと思う。
しかしながら彼の場合、「ソロこそが全て」というタイプではなく、むしろカッティングなどのバッキングにこそ色が表れている。稲葉さんの歌の裏で聞こえるカッティングの乾いた跳ねた音は、まさに極上である。
なんというか、例えば稲葉さんがコースのメインのフォアグラだったとするじゃない?そうすると、大賀くんのギターというのは、多分その上にかかるソースとか、そういう感じじゃないかと思うのよ。どんなにいい素材も、ソースひとつで味が変わるように、稲葉さんの歌の素敵さを最大限に引き出すことの出来るギター。ギターだって主役なのに、あえてそこを出しゃばりすぎない。存在感をやたら出そうとしない、その美学っていうかな。それこそが魅力じゃないかと。
バランスが取れてる人なんだろなあと思う。ギターが主役の時と、それよりもっと活かし方がある時の、メリハリがついているというかさ。
稲葉さんの後ろを支え、稲葉さんと同等に絡み、稲葉さんに寄り添う。大賀くんのギターはそんな感じで、とてもとても、新鮮だった。
新鮮といえば、このDVDを買ったもう一つの目的が、大賀くんとSensationを組む、ベースの麻井寛史さんである。
大賀くんが33歳の時、ということは、麻井くんは26歳ではないかと思う。いやあ、可愛い、あ、失礼。でも可愛いのだ。モヒカンでも可愛い。2枚組DVDの2枚目冒頭の頭、稲葉さんのインタビューが裏で流れる時の映像、麻井くんがサラサラした長髪で映っている場面がある。時間にしてものの数秒だが、これがもうほんとにどうしたらいいのかってほど可愛い(笑)。
その可愛い麻井くんはライブ中、普通のエレキベース以外に、アップライトベースを弾く。ええと、ジャズのウッドベースとかありますよね、あれの小型のベースで、エレキベースの一種らしい。私、実はこれ知らなくて、教えてもらった。麻井くん直々に。
何妄想こいてるんだと言われそうですが、そうじゃないんですよ、麻井くんはTwitterで「みんなからの質問受け付けます」みたいなことをしており、最近、このベースについて質問してみたのだ。するとお返事がきて、アップライトベースというのだと教えてくださった。嬉しい。本当に嬉しい。ご本人から教えてもらえるなんて。ますますファンになってしまうじゃないか。Sensation万歳。
アップライトベースを弾く麻井くんは、可愛いんじゃなくて、かっこいい。私がジャズファンだから余計そう思うのかもしれないけど、とにかく、黄色がベースの派手なチェックのビッグサイズのノースリーブシャツ(ドクロのイラスト入り。ちょっと海賊王っぽい感じの)にモヒカンの26歳のお兄ちゃんが、縦置きのベースを弾くなんて、そのギャップが堪らない。
そんな、大賀くんと麻井くんの見せ場はいくつもある。麻井くんのベースに大賀くんがかぶさっていくところとか何度か見られるが、中でもビジュアル的に最高なのは、DVD2枚目 “Seno de Revolution”
イントロ。ステージ向かって左の麻井くんと右の大賀くんがそれぞれ後ろから前に出て来て、稲葉さんと横一列気味に並ぶ。1番の歌詞が始まって、稲葉さんが前の位置から動き始める。すると大賀くんと麻井くんが互いに「トコトコ」って感じで寄って真ん中で向き合って演奏し始める。4小節分終わってフィニッシュするとサビになってまた互いに前に出た時の位置に戻る。2番が始まって稲葉さんがステージ右から戻ってくる時先に大賀くんと絡む。その後2番のサビになるタイミングで麻井くんの肩に手をかけて稲葉さんが一緒に歌う。
この、「麻井くんの肩に手をかけて稲葉さんが歌う」というシーンは、この間のUniteのGLAY編でJIROさんの肩に手をかけて稲葉さんが歌っていたシーンを思い出させる。
稲葉さん、絶対ベーシスト好きでしょう?笑
さて、ベーシストといえば、ベースで参加じゃないし、4曲しか出てこないけど(ここで注意!皆さん、シークレットトラックに気づいていますか?リアルタイムで買った方なら話題になってたからわかったかもしれないけど、これ、シークレットあるので気をつけて。2枚目の最後です)、doaの徳ちゃんと大田さんがコーラスで参加しています。これまた若くて可愛くて素敵な二人の声を堪能出来る。徳ちゃんが、まだステージ慣れしていない風で、それが実に初々しい。
大賀くん、麻井くん、徳ちゃん、大田さんが、稲葉さんのステージにいる。もう夢のような絵面(笑)。
で、メインの稲葉さんですが。
言うまでもなく稲葉さんは素敵です。素敵ですが、いつもとは素敵さが違う。レベルがダンチで違う。
言ってみれば、B'zの時の稲葉さんは、フェロモンを「出してる」。
ところがこの、2004年のソロの時の稲葉さんは、フェロモンが「出てくる」。
そう、何にもしてなくても、フェロモンがもう、染み出すというか、漏れ出るというか、溢れ滴るというか。そんな感じなのだ。
あえて書くが、B'zとの時にもやるパフォーマンスの一つとして、稲葉さんが「コカン」を示すというのがあると思うのだが(笑)、今回のソロでは、その回数が多いのと、そのパフォーマンスがとんでもなくエロスで満たされている。腰をね、こう、くっと反らすんだけど、それがね、ああもどかしいな。これでも精一杯言葉選んで書いてるんですけど(爆笑)、とにかくなんというか、昼間っから見ていいもんだろうかと思わずにはいられないほどのエロスに溢れている。1枚目、頭の方の「くちびる」とか “Touch”とか特に。これは必見。
稲葉さんも若くて可愛い(40歳なのに20歳くらいに見えなくもないw)し、B'zの時よりもっとリラックスしているのもいい。バンドと「共に」作り上げている様子も見えて、そんなのも、もしかしたら稲葉さんが求めている音楽の形の一つなのかなと思えなくもない。若いメンツを束ねるキーボードのベテラン小島さんを筆頭に、若頭的な大賀くんの位置付けも見ていていいと思った。若頭。ああ、なんて大賀くんに似合いの言葉だろう笑。
自分より若いバンドとの共演を、心から楽しんでいるように見える稲葉さんは、本当に素敵だ。威圧感などサラサラなく、笑顔でバンドを迎え入れている雰囲気。稲葉さんは大賀くんが公に「お兄ちゃん」と呼んでいる御仁な訳だが、本当に、優しくて頼りになるお兄ちゃんなのかもしれない。大賀くんだけでなく、麻井くんや他の若いメンバーにとって。それがソロからは十分に垣間見られる。
“O・NO・RE”のバックの映像に流れるバンドメンバー全員が映ったショット、Sespectsってあったしさあ、あれはやっぱし「ユージュアル・サスペクツ」のオマージュでしょ?いや、そうじゃなかったとしても私はそう思いたい。あんな傑作映画ないですよってくらい好きだし。
全体の選曲も最高だし、とにかく映像作品をこんなに繰り返してみたいと思ったのは久しぶり。稲葉さんはもとより、Sensationのファンなら絶対買って損なし。明日への活力になること請け合い。
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