文:行く見る聞く食べる「34『枚』目のキセキ in YOKOHAMA: DIMENSION Live Dimensional - 2024 〜AL『34』発売記念ライブ」@ Billboard Live Yokohama 20240810 2nd stage



誕生日の夜、雷雨と死闘を繰り広げ(大袈裟な)、午前3時前に帰宅した翌日も翌々日も仕事という過酷なスケジュールを乗り越えたと思ったらトラフだとお?

夫に「雷雨と地震とコロナと熱中症に気をつけて」と無茶振り言われて送り出された8月の土曜日、出発前に寄ったキャンドゥで買ったのはモバイルバッテリー。勿論100円ではなく1,000円なのだけれど、最初から充電されており、すぐに使える中々の代物。間に合わせにしてはよく出来ているなあと、我が街の駅ビルのスターバックスで繁々と眺めて、メガネや携帯用ハンドソープ、予備のマスクに数本のケーブルなど普段より重い荷物を抱えて特急に乗り込んだ。目指すは横浜・馬車道。



新宿でKちゃんと会い、やっと果たせた再会に涙する間もなく湘南新宿ラインへ。吊り革に捕まりながらふと前を見ると、ええ、嘘でしょ。こないだ私が買ったのと同じ本を読んでいる男性が目の前に座っているではないか。もしかして同業者?w



暫く揺られて横浜駅で乗り換えて気づいたら馬車道。近い。そして駅が広いし綺麗。タリーズがどこまでも続く、地下にしては気持ちの良い構内を抜けて、案内に従い北仲ブリックアンドホワイトへ進む。開放感満載。時間が早かったのでとりあえず場所を確認しようと歩いて行くと、え?ここ⁈入り口のこぢんまりさが逆に目立つ。でもここで間違いなさそう。1stステージを見に来た皆さんが次々に入って行く。






今日は、レーベルは違えど会社が同じなのでSensationの兄貴分とも言えなくもない、ベテランインストバンドDIMENSIONの、ビルボードライブ横浜でのライブに初めて参戦しに来た。


これもやはり、コロナ禍に見たブルーノート東京でのライブの配信がきっかけだった。想像以上に愉快なメンバーと超絶技巧。DIMENSIONの音楽はとてつもなくパワフルなのにヘビメタのようなウェットなところが全くなく、むしろ底抜けに明るいとこが魅力。こんなのナマで聴いてみたいなあ~とずっと思っていたところ、新しいアルバム「34」のリリースライブを行うというので早速シートを押さえてみた。

場所がビルボードライブ横浜というのもテンションが上がった。BBL東京には2度行ったが横浜は初めて。BBLはどちらも駅を降りて屋外に出ずに行けるのがいいところだが、カントリーサイドの人間にとって、六本木よりも馬車道の方が駅としては遥かに歩きやすいので、距離はあるけれど横浜の方が気に入った。キャパがこぢんまりしているのも更に高得点。




2ndステージまでの間、最初入ろうと思ったお店が完全予約制とのことで(横浜では有名な果物屋さんらしい)、2階に上がって安定のスターバックス@北仲。スタバ本日2回目。

が!ここが普通のスタバではない。ガラス張りの店内の奥に進むと、既に横浜名物となってるんだろう、ロープーウェイの「ヨコハマ・エア・キャビン」がひっきりなしに左右に飛び交う光景を眺めることができるのだ!これは感動。頭ん中完全に未来w 可愛くて丸い乗り物が空に浮いてるなんて、子供の頃の漫画みたいで本当に楽しい。





Kちゃんにささやかなプレゼントを渡し(先月の銀テープで作ったヤツ)、キャビンを眺めながら語り合って、30分前にお店に出向いてチェックインを済ませ、まだ時間があったので再び2階へ行き外のテラスへ出ると、うおおおおなんだこれは!さっきのキャビン、別名「ゆらゆらさん」(勝手に命名。ゆらゆらはしてないけどw)が有名ホテルの前を通過する姿や、屋形船のようなものが下を行き来する姿など、今の横浜を1枚の写真に収めたような光景が一気に目の前に現れるのだ。もうここだけで観光済ませられるんじゃないかって感じ。ライブに来たんだけど、いやあ実にいいものを見せて貰った。




写真など撮り、今度こそ中に入ろうと、入り口からずいっと奥に進んで並んで開場を待つ。そこに「待ちきれないあなたへ!」と書いたポップと一緒にビールサーバーが置かれており、如何ですか?と勧められる。いやw、飲みたいのは山々だが、ここで浴びるように飲む訳にもいかないので我慢して、代わりに入ってすぐ頂けるようにと「本日のカクテル」をオーダー。名前はついてないようだったが、確か白ワインとウォッカがベースではなかったかな。





お席に案内されて正面を向く。

うほおおおお!狙い通り!

いわゆるアリーナの目の前などはガチ勢の皆様にお譲りするのが、アウェイのライブに来た時の礼儀だと密かに思っているが、じゃあどこを取るかって言ったら、こないだの小曽根さんの時もそうだけど、「横を向かずに前を向いて見られる、ちょっと後ろのいい席」。しかもBBL横浜は、そこが1段高くなっているため、ものすっごく見やすい。ちょっとだけお値段高いけど絶対ここだと思って取った。しかもほぼど真ん中。ドンピシャ。いやっほう。


先程のカクテルと予約しておいた「横浜Swing」という名のオリジナルバーガーが運ばれてきて乾杯。これがどちらもバカウマ。カクテルは想像よりアルコールが強くなく、ほんのり甘くて口当たりが良い。ハンバーグの香ばしい香りと、肉汁は溢れるが油っぽくない上質の厚切りベーコンが堪らない。そしてバンズ!バンズが美味いんだ!焼いてあってさ!サイドのポテトも勿論美味かったが、トマトのフライが感動。瑞々しいのにサクッとした仕上がり。あれどうやったら作れるんだろ?思わずビールをオーダー。隅田川ブルーイング。美味しいよね。バーガーにビールでライブ。最高以外の言葉が見つからない。





途中化粧室に立った時、ショップで新譜を買っている方がいた。今回Tシャツなどのグッズも少し出ていたので、見てみたくてその方の後ろから眺めていたら、2ndステージのみ(だと思った)、新譜を買った人は公演後にサインを頂けるとのお話が聞こえる。まじか。速攻で自分も「34を1枚下さい」と言ってしまう笑。


つまみにチョコレートを頼んでビールをちびちび飲っているうち、時間ぴったりになり、シモテ後方からメンバーがやって来る。黒を基調としたそれぞれ思い思いの衣装がカッコいい。増崎孝司マエストロの中折れ帽子、いつ見ても決まってる。



忘れないうちに先に書いておくが、以下のセットリストの間、ドラムの山本真央樹さん、休む間殆どなく叩きっぱなしだった。でもめっちゃクールなのよね。素敵だった。


以下、ネタ大バレで書く。またMCに関しては、話した場所は厳密に再現しておりません。



1. Freedom X


ゆったりした明るいリズムの中、耳にも土手っ腹にも響く勝田さんのサックスの音。まさに肉食系。ブレひとつない音程が気持ちいい。そこに絡む増崎マエストロの清涼感溢れるロングトーン。かと思いきやソロ部分、ものすっごい速弾き!うわあなんだあれは!と最初から釘付け。

バックを固めるドラムの山本さん、キーボードの友田さんの若手2人に実力はお墨付き(なのに若い!)ベーシスト田中さんの安定感もいい。


で、この曲、音源だと4分弱なんだけど、結構な長尺になっている。勝田一樹=カツオさんとマエストロ双方のソロが長めに取ってあって聞き応えがある。掴みからこれかいってくらいのサービス感。





2.  Sci-Fi


でwww これがwww

もうとんでもないことになっててwww

個人的に今回のライブ、最も度肝を抜かれ最も感動し、DIMENSIONはこれだぜ!って感じで見せつけられた感があったのがこの曲。派手でスピーディで目まぐるしいのにサビが最高にキャッチー。1番気に入った曲でもある。


とにかく掛け合いのソロが半端ない。終わった後でマエストロが


「リハーサルでね、(勝田さんを指して)言うんですよ、『長くしよう』って。『どこを?』って言ったら、『ソロを』って」(観客笑)


と思わず苦笑する程、ものすっごく長いソロ。つか、元々7分wもある曲で(でも聴くとわかりますが、これ程7分という長さを感じない曲も珍しい。天晴)、昨今の音楽シーンにかなり挑戦してるところがまたグッとくるんだけど、ライブではそれを悠に凌ぐ分数に仕上がっていた。

んだけど、それがまたいいのよ。


最初はそれぞれの立ち位置で長いソロを吹いたり弾いたりしてるんだけど、段々2人が寄ってくるのね。初めは「お、やんのか?」的なw、相手の出方を見ながら自分のソロを聞けええって感じなのが、段々自分達自身がどんどん楽しくなってきて、最後は仲良く向き合って演奏してる。

なんかね、ああ、プレイヤーってこうなのね、という雰囲気があった。プロのプレイヤー同士が互いを挑発し、互いに挑戦し、互いの魅せ合いを讃えあうと言うのかな、そんな感じ。


でさあ。

こんなこと書くとガチファンの皆様には叱られるかもしれないんだけどね。

増崎マエストロが「マエストロ」と呼ばれる所以が、心から理解出来た。

あの手は本当に凄い。右も左もどうしてあんなに動くのってくらいの速弾き。まじで凄いと思った。しかも速弾きしても音が潰れてないというか、混じってないというか、とても考えられて弾いてるんだろうな、でも自然だよなって感じで、感動したり感心したりで、聴きながら思わず「これは…凄い」と何度も呟いてしまった。

好みはそれぞれだろうけど、この方のギターは本当に素晴らしくヤバい。きっとちゃんとトレーニングしてるんだろうなあって思う。バックグラウンドにそういう鍛錬があってこそのプレイ。尊敬。



1曲目の後だったかもしれないけど、そのマエストロがニコニコしながら


「自分達の曲演るのは楽しいね!」


と言ったのが忘れられない。そらそうだよ。こんなとんでもない曲作って(ちなみに1、2曲目とも勝田さんコンポーズ。とんでもなさ過ぎです笑)、それを観客にお披露目できるって最高に気分いいよね。




このブログではお馴染みの、ご贔屓インストバンドSensationの大賀さんがさ、よく自身のギターイベントなんかで、

「じゃあ、僕のバンドSensationの曲を演ります!」

と言ってとっても嬉しそうに演奏されるのを何度か見ているんだけど、やっぱし自分達の曲を自分(達)で演奏出来るのって、嬉しいに決まってるよね。


Sensationのキーボードの大楠さんが、2020年2月までDIMENSIONに在籍されていた小野塚晃さんと一緒に「鍵盤祭り」という企画で、これまでにライブを何度かされてるんだけど、その時に演奏されたSensationの曲のアレンジも見事だった。それは原曲がいいからだし、それにプライドがあるからこそ更に良くなるんだろうなと思う。



だから!!!!!

お願いです!!!!!

Sensationの皆さん!

早く!早くSensationとしてもライブを行なって下さい!

皆さんだってきっと楽しいと思います!w

ファンはいつまででも待ってます!


ここで「鍵盤祭り」の無料公開動画があったので貼っておきます。






3. Soullimits


思わず曲名をSoulmatesと言ってしまうマエストロw タイトル覚えてないと苦笑いの後で「ソウルメイトは、僕らのことですね」と。うん、いいオチ。


ここまでが勝田さんの曲ということで、曲を作る時の話になって、


K「煮詰まると譜面に『マスやん速弾き・長めに』って書くw」


という甘え上手なエピソードをご披露w



4. Signal


この辺りの2曲、ほんと気持ちよく聴かせて貰った。

ライブの時、見なきゃいけないのに、気持ちがいいと思わず目を瞑ってしまう癖があるのだが、今回もそうで、あ、しまったと思ってぱちっと目を開けた時、カツオさんの横でマエストロが並んでギター弾いてる図が飛び込んできて、むちゃくちゃ至福だった。



MCで新しいアルバム「34」に触れて、


M「以前は買ってください!って、言えなかったんだけど、今はもう!」(観客笑)

K「僕、こないだ、渋谷のタワレコに(ってはっきり言わなかった気もするw)行って、見てきましたよ!あの…『模造紙』に書かれたヤツと、『看板』」(観客爆笑)


ポップってやつだと思うw 大々的にDIMENSIONのニューアルバムを宣伝していたのをSNSで見た。


K「そしたらお店の人が気づいて『いつもお世話になってます』なんて言われちゃって…」

M「あのさあ、そういう時、なんでSNSに出さないの⁈w あの、皆さんも、街で気づいたら、SNSとか、出してくださいね!w」(観客笑)

K「でも銀座とかにいる時は、ほっといてください(観客笑)。嘘ですw」


K「その、タワレコの、僕らのアルバムの説明に『今まで聞いたことのない音楽!』って書いてあってw」


マエストロも激しく同意していたけど、確かにこんなインスト、聞いたことないわw


でもそれって実力なかったら出来ない音楽だと思う。




ついこの間、大好きなサックスプレイヤーの本田雅人さんが、SNSで、いわゆる「教則動画」の(全部ではなくて一部の)質の低さについて投稿したらどうも炎上したらしく(笑:でも本田さんは、自身の書き込みに対して反論してきたものに、出来る限り全部返してるんだよね!それも喧嘩腰ではなくて、ちゃんと紳士的だったり明るくだったり。これって凄いと思う。まともに反論してきたのなら全部受けて立つぜ!それでいい方向に行くなら僕はその方がいい!ってスタンス。いつ見ても清々しい)、その最後のまとめとして、どうせなら一流のプレイヤーの演奏をたくさん聞いた方がいいと締め括る中、「イトウタケシとか、カツオとか」と、勝田さんの名前も挙げていたのを見た。その時あらためて、勝田さんってやっぱし凄いんだなと再確認した。



K「今日だってこれ、すごいですよ?今日、ここまで音源通りですから!」

M「そう!音源の順番通りに演ってるんです」


これもまじで凄いと思った。なかなかないよ?だって比べるじゃない?アルバム聞いてきた人は。するとマエストロが


M「音源を超える演奏をしなきゃいけないと思って、今日は演ってます!」


とひと言。観客拍手。

この、攻めの姿勢ってのかな、そういうのがとっても「オス」っぽいなと思った。オスっぽくて潔くてカッコいい。ああ、だから観客に男性が多いのかも。

とはいえガチ勢には男女差はないように見えた。でも、つーことはやっぱし男性率高めだよね。



5. Time Code

6. The New Wonder


この6曲目について


M「夏っぽいのを演ります!」

K「夏!ですね」


「カツオがラテンを持ってきた!と思った」的なことを言ったマエストロは続けて、


M「もう2ndだから言ってもいいと思うんだけど、僕達今回のアルバムのインタビューを受けてるんですが」


と、インタビュアーの方に「Aメロ普通のフュージョンなのに、サビがアニソン」と言われたということでw、この曲のサビの時、みんなで手を振ってみようとご提案。


これがまた激しい曲なんだw もうカツオさんの一発目の音がドッカーンと入ってきて、怒涛のカッコいいAメロからサビへ。

で、このサビの時に、最初にドラムの山本さんが片手を挙げて腕を右左、次の時にはキーボードの友田さんが腕を上げて右左、そして最後にはベースの田中さんがネックをやや上げ気味に右左、と観客を先導。一体感のあるサポート陣、最高だね。

最終的にはマエストロも一緒になってネック振ってたなあ。


そうそう、観客といえば。

各メンバーのソロが終わるタイミングで拍手が起こるのってやっぱしジャズの流れなんだよね。今回のアルバムでもDIMENSIONのおふたりが雑誌Jazz Lifeの表紙になってるし。


でもさあ、DIMENSIONも、強いていえばSensationもそうだけど、ジャンルってなくない?つか、なくてよくない?

DIMENSIONの攻めの姿勢には確実にロック魂入ってるし、Sensationのメロウっぽさはジャズであり時にポップスの匂いも感じられるし。

インストってことでいいだろ?と思ってしまう。

インストって世界はとても間口が広いから、ジャンル問わずで包括できて、それでいいんじゃないのか。個人的にはそう感じている。




懐かしいのがあったので。


K「では最後に、DIMENSIONらしいのを!」

えええ、短過ぎる!次に来る時は1stも2ndも見ないと。



7. Jungle Dancer

8. Tones


7はライブ前から気に入ってよく聞いていたのですぐに解って嬉しかった。何人か立ち上がっていらしたので、私も遠慮がちに少し立ってみたりして。

8は教えて貰ったところによると、セットリストにも入ってない、ド定番曲らしい。聞いたことはあったけど、タイトルが解らなくて教えて頂いた。どちらも小野塚さんがいらした頃からの、ファンにはお馴染みのナンバー。古さなど全く感じられない、キラキラしたサウンド。




小野塚さんが脱退された時の言葉がまだHPに残っていて、今でも誰でも見ることが出来る。

昔からのメンバーがいなくなるというのは、勿論熱心なファンであればショックだったろうし、悲しいことだったと思う。


しかし。

小野塚さんは、リーダーのいない、3人が対等の立場であるDIMENSIONというバンドの存在が大きくなればなるほど、各々の生き方や考え方が違ってきた、と語っている。そして後半こう綴っている。


「皆様の想い、熱量にいつも助けられ、勇気をもらい、素晴らしい時間を共有してきました。それは私の大きな財産になっています。皆様のDIMENSIONに対する愛情は音楽文化の継続、発展にも繋がっています。一人ひとりは微々たる力かもしれませんが、その音楽愛が重なって大きくなり、やがて愛あふれる世の中になるのだと信じています。

皆様の音楽愛に応えるべく、私もこれまで以上に良い音、良い音楽を皆様にお届けしていきたいと思います。」


こんなに自分にも、メンバーにも、そしてファンにも真摯に向き合ってくださっていたら、DIMENSIONの中に小野塚さんはいなくなっても、これからの小野塚さん個人の音楽を応援しようという気にもなるだろうし、勿論DIMENSIONもずっと好きなままでいられる。これ程ファンにとって嬉しいことがあるだろうか。


自分の気持ちに蓋をすることなく、本音を伺わせつつも、ファンもスタッフもメンバーも含めた自分を取り巻く全ての人々への最低限の礼儀を弁えて発言する。

大人ならごく当たり前のことなのだろうけれど、それでもそれをここまで鮮やかにかつスマートに見せて貰えると、ずっと応援してきた人達だけではなくて、私のような新参者も、ああDIMENSIONって、昔も今も、いいバンドなんだなと思えて嬉しい。昔の音源も湿っぽくならずに、一つのレジェンドとして楽しむことが出来る。

至高のバンドじゃないか。そして3人とも至高の人々じゃないか。

私は3人とも応援したいと思う。




ライブが終わった後にサポートの3人が先に捌けて、勝田さんと増崎さんがステージに残った時、2人でパッと笑顔でハグしていたのも印象に残っている。いいよねああいう姿って。演奏を聞いたこっちも嬉しくなる。



ライブ後のサイン会では、買ったCDのブックレットを開いた中にサインを書いて頂いた。

増崎マエストロはニコッと笑って握手して下さった。勝田さんも笑顔でグータッチして下さった。とっても嬉しかった。あっさりだけど、だからこそ尊いっていうか、喜び倍増っていうか。この、ミュージシャンとそのファンという、一線引いたいい具合の距離感ってやっぱし大事だし心地いい。



Kちゃんと馬車道を出て横浜から新宿に戻り、前も行った新南口のパブでビールを飲み直す。これが美味いうまい。ライブの後の1杯は格別だ。

散々語って、少し遅めの22時発の列車に乗り込み、ふと気づくと、ああ、ここまで無事に来たなと思い安心した。数日前と違い雨も降らず、時間通りに到着。





ライブ後に出たお写真。田中さんのXの投稿のをお借りしました。


数日の間に、小曽根さんのビッグバンドのライブとDIMENSIONのライブ、2つを見てあらためて、いいバンドの条件ってのを思い知った気がした。

そして私が大好きなSensationも、そこに当てはまるバンドであってほしいなと心の底から思った。


Pちゃん、Kちゃん、お付き合い頂きありがとうございました。

また会いましょう。少なくとも10月には。






0 件のコメント:

コメントを投稿