文:見る聴く「愛しかねえぞっ!ーKoshi Inaba Live 2023 ~en 3.5~ー」(配信にて)



配信期間が2日ってのはこれまでも経験あったんだけど(去年ナベサダさんのブルーノートがそうだった)流石に記事が書けなかったのよね。

だが今回は!どうしても書き残しておきたい!円盤化されるだろうけど!w

稲葉浩志さんのソロライブ、en3.5について。


まずは大好きなギターの話(稲葉さんじゃないのか⁈w)。

シカオちゃん曰く「山梨が産んだスーパーギタリスト」DURANくんだが、昨年そのスガシカオさんのライブの時に1列目真正面でガン見するという至福の時間を過ごし、華麗で可憐なウルトラでっかい音のギターに魅了された。

2016年にDURANくんが「III」に参加した時も凱旋してくれて、その時もインパクト大だったけど、昨年は自分にとっては3年ぶりのライブ参戦だったもんだから、彼のナマの音に刺激されっ放しで帰宅後も頭が大変だった笑。


その炸裂ギターが稲葉さんとこで再び聞けるとなればそれはもう楽しみしかない訳で。期待を裏切らぬスコーンと抜けた金属性強めの音が心地いい。その音がこれまたやや金属性強めの稲葉さんの声によく合うんだ!シカオちゃんが言ってた「工事現場」エフェクターも「正面衝突」でお目見え。効果バッチシ!DURANくんのギターって、こういうでっかいスタジアムこそ輝きを増すんだなあとつくづく。アコースティックの時のゆったりとした、ちょっと憂いを感じる音もいい。それと「波」の歌が終わってからの長めのインストになるとこ、いや〜堪らんかった。





で!極め付けが我らが徳ちゃんことベーシスト徳永暁人さんですわ。いやあかっこいいのなんの。え?今更?w いいじゃないですかカッコいいものをカッコいいと言っても!弾けてたねえ!ガンガン弾き倒してました。チョッパー含め。昨年より登場したアップライトベースも見事にサマになってただけじゃなくて、ガンガン弾(はじ)いてる感が見えて、これには痺れましたわ。


2年程前ブログにね「徳永さん、ウッドベース弾いてくれないかな〜絶対似合うと思うなあ〜」って書いたのよ実は。だから夢が叶っちゃったなってとこが自分にはあって。しかも!しかもだよ⁈今回、弦まで使ってのプレイが見られちゃう訳よ!これには唸りまくったよね。めっちゃ優雅。ジャンルにとらわれない稲葉さんの音楽に非常によくマッチしてますわ。インスタ投稿からレッスン受けてるのは知ってたけど、まさか今回即座にそれが出てくるとは!徳永さんの飽くなき探究心と弛まぬ努力、頭が下がります。


このDURANくんと徳ちゃんが、2人して寄ってプレイしたりするんだけど、1回、DURANくんが背の高い徳ちゃんの肩、というか腕に横から頭を寄せてニコってお茶目に笑うシーンがあってね。もうね、堪らんのですよ色々笑。


で、寄ってプレイ、といえばやっぱし公式様からお写真をお借りした、投稿のシーンですわね。嗚呼なんと麗しいのだろう。神々しくさえある。稲葉さんと徳ちゃん。稲葉さんがさ、笑顔なんだよね。いやいつも笑顔だけど笑、よりリラックスした雰囲気の笑顔多め。これがまた力一杯いいんだ!





MCを聞いたり歌詞を味わったりするとね、いつものB'zの稲葉さんよりも、もっと剥き出しの、というか、素顔の稲葉さんが見える気がしたのね。繊細で、内向きで、ナイーブで。人の肩を叩いて頑張れよ!って励ますんじゃなくて、誰かに肩を叩いて欲しくて、でも言えずに黙って耐えてるみたいな、そういう稲葉さん。


この歳になって(ってあんまし言いたくないけど笑)、そういう稲葉さんの姿こそ実は魅力的なんじゃないかと、思えるようになった。人は皆弱くて脆い。それをそのまま受け入れていいんじゃないのかって言われているようで。


衣装もすっごく素敵で、特にアンコールでお召しになっていた(きっとハイブランドだろう)、袴のような、スリットの大きく入った、全面ではないけど、黒のスカート。ものすっごく似合ってた。オスを全面的に押し出すB'zの時とここも違ってたんだろうと思う。もっとしなやかで、もっとたおやかで、だけど芯が通ってて。そんな稲葉さん像。素敵だなあ。


しかしながら新曲の歌詞の最後には、力強い覚悟のようなものが表れていて、繰り返し見るたびグッときた。


現場にいる皆様に、心からの感謝をしている稲葉さんの姿が印象的だった。

私もあの場に行くことが、出来るようになる日が、出来るだけ近いうちに、来ることを願っている。


そして今回の3.5を見て、益々、まだ1と数字もついていなかった2004年のenでの、ヤンチャだけど緻密な、我らがSensationの大賀好修さんのギターの繊細さと、立ってるだけで絵になった同じくSensationの麻井寛史さんのアップライトベースの音の深さを、また味わいたくなるのであったって結局結論そこかい笑。






とまあここまでがインスタ投稿記事。

ここから加筆分です。ダラダラっと行きます。


最初がインストのChopsticksだったようなので、歌が始まっての1曲目ということになるんだけど、それが「愛なき道」。

この曲は“en 2004”の時のアンコールでのラストソングだったんだよね。DVDにも収録されている。これ大好きな曲でっつーだけでなくて、この2004のラストが2023年の3.5の頭に来たってことが凄い象徴的というかね。勿論稲葉さんにはそんな意図はなかったのかも知れないけど、まあ、Sensationファンとしては “en 2004”マニアになっているところもあり笑、その視点であえて言わせて頂くと、なんというか、原点というのかなあ?稲葉さんが最初にソロライブをした時の気持ちとか、いろんなことは、変わったこともあるかもしれないけど、初心忘れすべからずじゃないけど、変わってないこともあるのかも、そして、変わってはいけないこともあるのかも、なんてちょっとだけ考えたりもした。





そして、2004年のあのライブがあるからこそ、今の3.5に繋がっているんだということを強く思ったりした。欲目ではなく。


人によって聴きたい曲は色々だろうけど、私としてはやっぱし2004年のenの曲は演るのかな、どうアレンジが変わるのかな、といったところに目が行く。2004と被った選曲は「愛なき道」の他に、 “I AM YOUR BABY”, 「正面衝突」、 “CHAIN”, 「遠くまで」。後ろの3曲は予想ついたけど、BABY演ってくれると思わなくてちょっと嬉しかった。これも2004を見てめちゃくちゃ好きになった曲。2004が全ての基準だっつーのもどうかと思うけどw 正面衝突の時の徳ちゃんのイントロの煽り、これねえ、もうねえ、反則だよねw 

聞けて嬉しかったのは、「静かな雨」かな。これ大好きだった。こういう、ちょっと気だるさのある曲こそ、稲葉さんの真骨頂かもしれないとさえ思う。サムのキーボードの美しさ際立った1曲だったね。そうそうこれ、この歌詞さあ、妄想が公式に許された曲よね?(爆)





徳ちゃんのアップライトを見るたびにどうしてもSensationの麻井くんが2004で弾いた姿を思い出してしまい、どちらにもそれぞれに味があり、いいなあと思う。徳ちゃんは背が高いので上からアップライトを抱えるように、麻井くんは若かったし(多分26くらいだと思う)細くて徳ちゃんよりは小柄なので、アップライトを脇から抱えるようにして弾くのよ。言ってみれば、2人ともまるで大切な人を抱きしめるようにして持つ訳よ。堪らんだろこれは(笑)。この楽器ずるいよほんとw そういえば徳ちゃんも麻井くんもコーラスが抜群だよね。声質は全然違うけど。稲葉さんの後ろに聞こえる2人の声はどちらも魅力的。あ!コーラスといえば大賀くんの声も絶対忘れてはならないっ!(今回のテーマと外れているのに力説するところに筆者の愛を感じて頂けたら幸いである笑)


最後の方。稲葉さんがDURANくんに寄って歌い出すとそこに徳ちゃんがたたっと駆け寄って稲葉さんを挟んで3人で笑顔で並ぶシーンがあるんだけど、あれは神々しかったなあ〜!あのシーンさ、Uniteの「彼女のModern…」の時、HISASHIさんが松本さんとギター弾き出すとそこにステージの反対側にいたTAKUROさんが全速力で走ってきて一緒に弾く笑、というシーンを彷彿させてすごく良かった。


DURANくんは他の楽器のメンバーと絡むのが好きだし上手。今回もドラムのJENさんとのやりとりをするシーンがYELLOWの冒頭で抜かれており、見ていて楽しい。この曲ってDURANくんのギターの音がほんとに合う。それにユニゾンする徳ちゃんのエレキベースも超かっこよき。

大賀くんにもいろんな方のライブでのこういう、楽器同士で煽るよ的なシーンが幾つもあるんだけど、大賀くんの場合、一緒にやってる人の方を盛り上げようとする傾向が強くて笑。楽しませなくっちゃ!盛り上げなくっちゃ!という使命感が強いのかと思う。気遣いというかね。もっと自分から目立っていいのに、といつも思うw この辺があれかね、月星座=裏側が乙女座の所以?





声を出すオーディエンスを見たのも久しぶりだったんだけど、出してる方よりも、出されている方、つまり稲葉さんの方が感慨深げだった。「嬉しい」とか「温かいでしょ?」とか「最高です」とか「大丈夫ですかねこんな話してて」とか「凄い静かに聞くから〜!」とか「本当に良かった〜!」とか、自分の気持ちをそのまま出す稲葉さんのシーンが沢山で、どれもシンプルだからこそヤケに尊く感じた。「声の力」について語るシーンもグッと、というかジーンと来た。「刺さりました。人の声ってすごいなと、つくづく思ってます。こんな日が来るもんですね。良かった」うん、良かったよね。そして私にも近い将来、こんな日が来るといいなと思う。本当に思う。


こういう言葉を聞いて、「禍」で弱くなってたのは私達受け手だけじゃなくて、演者の皆様も同じように弱くなっていたのかな、とあらためて思ったりした。


「誰にも絶対奪わせない この声が消え去るまで歌う」


この詩は刺さるなあ。新曲はNOWというらしいが、その最後の行。この曲のシンセがすごく印象的で、早く曲として聴けるようになるといいなと思う。そしてこの詩のプライベート感こそが、稲葉さんがソロでこれを歌うことの意味を表してるんだろうなと思う。


新曲といえば、アンコールで演った、最近配信になった “BANTAM”ね、あれはライブ映えもするし盛り上がるし、ライブで聴いてもいいアレンジだと思う。ドラム、ベース、ギターのバランスが最高。これの時のDURANくんの足のステップが可愛かった。そして!この曲でようやく!そこまで封印していた「稲葉さんTシャツ裾持ってぺろっと捲り上げリアルヘソ出し超サービスタイム」復活!w





で!

絶対にこれだけは書かなくっちゃの話。

最後の最後、挨拶をして、メンバーを一人ずつ奥へ返すシーンで、徳ちゃんの番が来た時、徳ちゃんは稲葉さんに向かって、ばっと長い腕を広げて、思い切り稲葉さんをぎゅっとハグするんだよね。あれね、あれ、見てる方はもう昇天しますよ(爆笑。大変でしたもう色々w


ライブの準備を始めた時から「愛しかなかった」」「愛しか感じなかった」と語る稲葉さん。堪らんですわ。稲葉さん、見ている私達も愛しか感じてません。稲葉さんと、稲葉さんを囲む全てに対して。しかしながら「愛しかねえぞ!」の後、「どうしましょう!」って言う辺りがまさに稲葉さんだなあw





とまあ、ぐだぐだ書いていたら4,700文字を超えてましたw

まとまってないですがこの辺で。


愛しかねえぞ!


お写真は全て公式インスタ様よりお借りしました。

そしておまけ。これは珍しい、大賀くんと麻井くんのツーショット(真ん中)。





文:見る聴く「キミと京都できゅんきゅんデート!ー小野塚晃×大楠雄蔵 鍵盤祭りvol.3@京都RAGー」(配信にて)



 小野塚さんのインスタより。素敵な写真だなあ。


 仕事上、1月は毎年多忙である。しかし今年程多忙だったことは近年なかった。そのため、見るはずだった配信ライブのチケットを買う暇(いとま)さえなかったくらいだ。


 が、何があってもこれだけはじっくりと堪能したかった!我らが愛しのインストバンドSensationのキーボーディスト!大楠雄蔵さんと、大楠さんのレーベルメイト兼大楠さん憧れのピアニスト、小野塚晃さんの、ツイン鍵盤弾きサマがお送りする「鍵盤祭り」の第2回目のライブの配信である。


 忘れるといけないので先に言っておく。「京都RAG」様、いつも素晴らしい音での配信、ありがとうございます。映像も美しく、配信が途切れることも全くなく、大変リーズナブルな価格で1週間見せて頂けるなんて、こんなライブハウス他にございません。これからもどうか宜しくお願いします。


(ところで我が山梨は甲府の「桜座」さまにも配信を行える設備があり、音も映像もなかなかいいので、小野塚さん大楠さん、次回以降、海の近くのライブでお魚とお酒を十二分に堪能して頂いてからで構いませんので、いつか!いつの日か!桜座にも!山の幸ならあるので!ワインも美味しいので!どうかどうか!新酒なら秋がお勧め!←切実すぎw)


 また、ライブのダイジェスト動画を大楠さんがインスタにあげてくれているので、是非見て頂きたい。





 さて、ライブ。

 1曲目と2曲目は前回(昨年10月)もプレイされた小野塚先輩オリジナルの「ものしりBird」と「セカンド・ライン」。前回と同じと言ってもライブなので、アドリブなんかは当然前回とは違うバージョンで聞かせてくれる。前回の配信もほんとによく聞いた。


 小野塚先輩用の、真上から映すカメラがあって、これがブルーノートっぽくて素敵。鍵盤を真上から映す。これは弦楽器にはない楽しみのひとつだと思う。ドラムも真上からっていいよね。大楠くんを映すカメラも前回よりグレードアップした気がした。角度とか増えたような気がしたんだけど、違うかなあ?

 そのカメラだけど、1曲目終わった後でお店の方がポジションを直しに来てくれるところなんか、またレア感というかリアル感があって、配信ながら距離感が縮まって嬉しい。



 小野塚先輩曰く、鍵盤祭り=「デートバージョン」。前日の大阪のライブにはドラムに梶原大志郎さんが、そしてベースには我らがSensationのベーシスト、麻井寛史さんが入ってたんだよねえ(このライブの告知をインスタでする際、大楠さんが麻井さんのことを「バンドメイト」という言葉で呼んだのね。私その言葉が余りに嬉しくて泣きそうになってしまったw いい言葉じゃない?バンドメイトって)。いっや〜、これ、ほんと、見たかったわぁ。会場のhillsパン工場様はあまり配信を積極的にされないハコなので、すごーぉく残念ではあったが、こうしてお二人がお話してくれるので、様子を伺えて嬉しい(とはいえヒルパン様、どうか今後、配信も多めにお願いできないでしょうか)。そして、このデートバージョンも、私はこれはこれで好きなのである。大好きなミュージシャンの仲睦まじいデートっぷりが見られるなんて最高じゃない?





 この2枚は麻井さんのTwitterより。盛り上がってるなあ〜。


 で、3曲目からが「未開の地」(笑)。まずは大楠くんが持ってきたBob Jamesの “MIND GAMES”!おおボブ・ジェームス!去年見たよブルーノートの配信!などと興奮して見始める。原曲はメロディをサックスが奏でており、なかなかゴージャスなイメージなのだけど、そこをあえてピアノとキーボードで演る訳よ。


 大楠くん曰く「小野塚さんに弾いて欲しい曲が浮かんじゃうんですよね」これは解るなあ。自分が一番いいポジションで聴ける訳じゃない?勿論自分も演るんだけど。でも、「この人のこれを聴きたいなあ〜」という気持ちは、とても理解できる。


 でさ、これがさあ。もうさあ、最高な訳よ!!!


 大楠くんの演奏後の一言を聞けば、どのくらい素晴らしいプレイだったかが解ろうというもの。


「おお〜(笑)。おお〜です!ありがとうございます!聴きたかったもの以上の、なんでしょう?この張り詰めた緊張感と、この、間を楽しむ、音が鳴ってないところこそ、なんかもう、なんかそういう時、内股になってます僕は!きゅん!ってなってます!」


 大楠くん、楽しいなwww

 でも本当なのよ。「音の鳴ってないところの、その間」こその味わいっていうのかなあ。そのさあ、なんというか、スリリングな心地よさというかね、そんなのがガッツリと感じられるのよ。

 バンドだからこその良さってのも勿論あるよね?私もバンド贔屓なのでそれもよく解るんだけど、鍵盤の音の潔さが、そのまま伝わってくる、その味わいも堪らなくいい。



 4曲目も大楠くんが持ってきた、Rhythm Logicの “Rhythm Method”という曲。ものすっごくかっこいい曲なんだけど、誰の曲か解らなくて、そしたら後日大楠さんがインスタ投稿で書いてくれていた。本当に嬉しかった。

 前日にはバンドバージョンでプレイしたとのこと。原曲(サブスクにはないので、購入したよ。アルバムごとw)を聴くと、尚のことバンドでも聴きたくなった(麻井さんのベース超絶かっこよかったと想像)が、大楠くんはやっぱしこれも、「小野塚さんのピアノで聴いてみたかった」のだそう。だけどデートバージョンを聴くと、それも理解出来た。確かにこの、音数が少ないからこその良さがあって、原曲より夜が似合う、大人のテイストに仕上がっている。私はこのデートバージョン、マジで音源欲しいと思うくらい好きだ。


 リアルタイム配信中に麻井くんも見ていたのか、「心地いい〜」とツイートしていたけど、まさにそんな感じ。ずっとこの音の中に揺蕩っていたい気にさせられる。大楠くんのいい具合の跳ね方と小野塚先輩の潤ったピアノサウンド、実に最高ですわ。永遠に聴いていられる。鍵盤2台でこのGroovyさ。堪らん。

 演奏後、「汗びしょびしょです」の大楠くんに「今日はヒートテック着てないよね?」と小野塚先輩。ステージでヒートテックは暑かろう笑。



 小野塚先輩曰く「2人でサッカーしてるようなもの」である鍵盤デートライブは大変だとのことだけど、そのハードでエキサイティングなデートの様子、これからも楽しませて頂きたいと思う。


 じゃあ次回から、セットリストのことを「デートプラン」とか呼んだ方がいいのか?w




 5曲目は「園芸用ホース 」(笑)を使った、前回のライブではラストソングだったJoeの “I Wanna Know”  脳が揺れるようになるんだねあれって。結構大変なんだね。「タダでさえ脳みそ人より揺れてる方なのに」って大楠くん!www

 トークボックスのこの曲も、今後定番になるのかも。包み込むように、じゃなくて、「(小野塚先輩に)包み込まれるように」歌う大楠くん、気持ちよさそうだわほんと。聴いているこちらも気持ちいいのだけどね。演奏後「もうどうなってもいい!と思いながら、包み込まさせて頂きました」。どうなってもいい、ってwww



 1stセットラストは前回と同じジョンスコの「ホッテントット」。このオルガンサウンドがまた痺れるのよ。

 で、2ndセット1曲目は、我らがSensationの “Aqua”をデートバージョンで!前もめちゃくちゃよかったけど、今回もすんごくいい。

 さっきも書いたけど、小野塚先輩のピアノの音って潤ってるんだよね。だからAquaにほんとによく似合うの。大楠くんも最後に「お気に入り中のお気に入り」のバージョンって言ってたけど、それは解るわ。Sensationのファンとしても、この曲の美しさを最大限に引き出してくれてるバージョンだと思う。私は、あからさまな泣きの音よりも、こういう、凛とした美しい、涙が流れるのを堪えるような響きがあるのがいい。


 だから徳ちゃん=徳永暁人さんもこんな風に言ったんだろうけどさ…(笑)


「こちらですね。第1回目の時に、実は後ろの方でね、doaの徳永さんが見にこられてたんですね。遊びに行くよ!って急に連絡が来て。『じゃあ徳永さんの名前で入れるようにしておきますんで』って言ったら『もうチケット買ったから大丈夫!』って来て(笑)。わざわざご自分で予約して来てくださったんですけども。この “Aqua”を聴いてですね、

『大楠ちゃん!なんか、バンドバージョンより良くない⁈』

って(大爆笑)」


徳ちゃああああん!!!wwwwww

もう大ウケwww

私はSensationのファンだけど!でも爆笑した。


「…これはちょっと問題発言にはなるかもしれないんですけれども、ピアノバージョンの美しさがですね、まさかこんなに、このバージョンにぴったりな曲とは気づいてなくって。常にバンドで演奏してたので。小野塚さんのピアノがまた、このAquaを生かしてくれたというか。生まれ変わったかのような感じに、凄い思いまして。そのようなお言葉、頂いております」


と、大楠くんが続けると、小野塚先輩、


「元々の曲がいいんですよ」


と。

 小野塚先輩。Sensationファンとして、一生ついて行きます(笑)。




 いいなあ。こんな素敵なお二人と、飲み会してみたい笑。


 2曲目は前回もプレイされた小野塚先輩の「タイトル未定M9」。タイトル募集中だそうだ。素晴らしいタイトルをつけてください、とのこと。先輩、そんなこと言われたら本気で考えますよ?私、こう見えてタイトルマニアですから(どこで発揮するんだよそのマニアっぷりw)。で、どこに出したらいいんですか?タイトル案www



 3曲目は大楠くんのタイトル未定のオリジナル。前回も演奏されたヤツだね。これ、Electric Circusで演奏されたよね。あの頃全然時間がなくて、結局配信2回くらいしか見られなかったんだけど。ノスタルジーを感じられる、優しい曲。派手さはないんだけど、聴けば聴く程に味わいが増す、そんなメロディが印象的。



 4曲目は小野塚先輩の「風の記憶」。「未来にも過去にも繋がって風が吹いている」という先輩の言葉が心に残る。

 これも前にも書いたと思うけど、小野塚さんは本当に、SNSなどに綴る言葉に無駄がなく、的確だけど、温かみがあって、胸にじんと響く。その言葉通りの音と曲。ピアノだからこそ、鍵盤だからこその表現力を感じる1曲だった。


 こんなお人柄だけど、たま〜にちょい過激な発言があって(笑)、ユーモアがあるなあと思う。そういうところ好きだ。プロフィールを拝見したら、なんと獅子座なのですね⁈星座が一緒なんてちょっと嬉しいサプライズ。


 時間なくてインスタにあげてないんだけど、小野塚さんがピアノで参加されている昨年の渡辺貞夫さんのブルーノート東京でのライブ、実は配信(2日間しかなかったのよ〜!)で見ている。すごくよかったよ。小野塚さん、信頼されてるんだな〜という雰囲気が伝わってきたし。1曲目はナベサダさんのソロだったんだけど、大っ好きなジャズピアニスト、ホレス・シルヴァーの “Peace”という曲で、それも凄く記憶に残っている。

 ピアニストの曲をサックスで演るんだもの、バンドの曲を鍵盤オンリーで演って何がいかんのや〜という感じよね(笑)。



 互いのライブなどの告知を挟んで(大楠さんのThat’s Music! 配信しないの〜⁈)5曲目、前日バンドでもプレイした小野塚先輩オリジナル、タイトル未定のM7。これがまた!タイトかつゴージャスでかっこいいんだ!!!今回めちゃくちゃ気に入った1曲。互いのノリを確かめるみたいに楽しそうにプレイされる2人。このデートバージョンが最高にいいからこそ、これも…ああ、バンドでも聴いてみたかった…。これにドラムなんてどんな風に入るんだろう?凄く興味ある。

 あとさ、これさ、ビッグバンドとかでも聴いてみたいんだけど!ブラスバリバリに入れてさ!そういうのどうでしょう⁈ねえ小野塚先輩!(提案するのかw



 6曲目は、これも前回のライブでも演奏してくれた小野塚先輩のヤンチャ曲 “Party Jam” そして!「3回目もある」「もっと長く続けていきたいと思います」との先輩の言葉!感涙!いつかは私も、生演奏を聴ける日が来るかなあ〜なんて、ほんのちょっと希望を持ちたくなるような陽気なサウンド。好きだ。


 で!

 「次はぜひ、お魚とお酒が美味しい日本海方面へ」という、次回ライブの希望なんか出ちゃったりして(笑)、こうなったら全国津々浦々「鍵盤があるところならどこへでも!」で行っちゃってください!と思ってたら小野塚先輩が、


「なので、ぜひ、皆様に応援頂いてね、配信ご覧になってる人の街に、今度は行くかもしれません。その時は生でお楽しみ頂ければなと思います」


 感涙を通り越してココロは号泣だった。

 いやあ…。


 こんなことを、こんなにきちんとした言葉で言って下さるミュージシャン、今まで誰も、本当に誰もいなかった。実現するとかしないとかじゃなくてさ、気持ちがあるからこそ、こういう言葉が出てくるのでしょう?かもしれない、でもいいのよ。希望がもらえれば。

 もうさあ、仕事柄セルフテリトリーからどうしても出られない私のようなヤツにはさ、小野塚先輩のこの言葉が沁みて沁みて仕方がなかった。


 小野塚先輩。一生ついて行きます。大楠さんの後から。

 行きますから、よかったら本当に来てください、美味しいワインを飲みに。つまみもそれなりにありますので(笑)。あ、勿論本当に来てくださったらワイン差し入れさせて頂きます!私の好みではありますが。

 あ〜何持って行こうかな〜(妄想。



 そして!

 本気のサプライズはここからよ。

 最後にもう1曲だけ、のアンコール!の超有名曲。


「みんな知ってるのにうまく弾けた試しがない(笑)」

「あえてそれを(笑)。事故も起こるかもしれない!まさにセッション!ということで」


 で、演ってくれたのが、チック・コリアの “Spain”


 タブレットに向かって部屋で絶叫した。

 

 大楠さんが、1回目のライブの前に、インスタのストーリーでリクエストを募ったのだが、私はアホみたいに、思いつくままに何曲も書いて送信した(迷惑だったろうw)。


 その時、一番最初に書いたのが、Spainだったのだ。


 ベタな選曲だとは思ったが、一流どころの鍵盤2台で聴きたいっつったらこれでしょう!

 小曽根真さんも良くライブのアンコールで演奏されるけれど、この曲は、エレキ的バンドもブラス的ビッグバンドも全部!全部めちゃくちゃ大好きだけど!だけどチック・コリアだよ⁈そらやっぱし鍵盤でしょう⁈と。

 激しくて、切なくて、でもとってもエレガント。この優雅さ。まさにピアノの真骨頂だよなあ。

 画面のこちら側で、あのパートでちゃんとクラップを入れて聴きました。泣いてました嬉しくて。


 私以外にもリクエストされた方、いらしたと思いますが、本当に本当にほんっとうーに、嬉しかったです。小野塚さん、大楠さん、心から感謝します。

 このお二人だからこその美しいSpain、堪能させて頂きました。




 ここのところ疲労感が満載で、楽しいはずのものを見るのにもエネルギー消耗されそうで敬遠していた程疲れが溜まっていたのだが、このライブは、まさに心に栄養をもたらしてくれたように感じた。


「またやりますので、よろしくお願いします」

「ありがとうございました」

 お二人の最後の言葉、楽しみにしております。


 久々に6000字書いたぜぃw


 写真は小野塚さんのインスタ以外は大楠さんのTwitterよりお借りしました。

 








文:行く見る聞く「山梨が生んだスーパーギタリストを連れてきたよースガシカオ 25th Anniversary Tour BIG THANKSGIVING PARTY 2022@東京エレクトロン韮崎文化ホール」



 大好きが大好きと繋がっているだけで幸せになれるものである。

 今年の春、シカオちゃんがTwitterで、それは見事な桜の樹の写真を投稿したことがあった。それは夜桜で、まるで見ている人全員が満開の桜の下にいるような気になる、そんな1枚だった。

 それを、リツイートしたのである。Sensationの麻井くんが。

 いや、今も言った通り、シカオちゃんの写真は余りにも見事で、誰もがリツイートしたくなるものだったのだけど、それを麻井くんがするとは思わなかった。そして麻井くんがシカオちゃんをフォローしていることをそこで初めて知った。


 よく見れば麻井くんだでけはない。同じくSensationの大楠くんも、ギタリストの森本くんも、植田真梨恵嬢も、高橋優くんも、GIZAの寺尾さんも、Limestoneの今西さんも、なんとFENCE OF DEFENSEの公式Twitterまでもがシカオちゃんをフォローしているのである。みんなレーベルとかレコード会社違うのに。シカオちゃんどんだけ人気なの、ミュージシャンにまで。




  Sensation写真。定期w


 歯に衣着せぬ物言いの奥に深い思いやりと温かさがあり、ミュージシャンとしても人間としても、自分に正直であり続けるために、事務所を辞め文字通り1人で再出発するような人を、人は愛さずにはいられない。同業者なら尚更だろう。不器用さも弱さも隠すことなく、自分の生き様を堂々を晒して歌い続けて25周年。スガシカオさん。あらためておめでとうございます。



 スガさんは獅子座で、この「生き様を堂々と晒して」という辺り、ちょっと烏滸がましいのだけど、同じ獅子座として共感せずにはいられない。隠さずに見せればそれだけ傷がつくし、深くなる。解っているのにそうせずにはいられないのだ。そしてたまに魔が刺して隠してしまっても、「実はそうじゃなくてさ~」と結局は自分から晒すこととなる。


 大学1年の時、サークル内で本を作ったことがある。先輩に贈る文集みたいなものだ(私の所属サークルは、DJ部門・ビデオ制作部門・ミニコミ誌制作部門がある思いっきし文化系サークルだったw)。自分では精一杯カッコつけて文章を書き、いつもの自分とは違う自分を見て貰うんだと気合を入れて臨んだのだが、地方のTV局に就職が決まった4年生(いや、5年生だったかもしれない笑)の先輩に、「○○はどこ切っても○○だな~」と言われて笑われたことがある。今でも忘れない。その時思ったのだ。気づかないうちに自分は100%の自分を見せて生きているんだなと。隠し事なんてきっと出来ないんだなと。それは時に大人になり切れていないことの証拠となりうるのかもしれないけれど、いいじゃないか、それが自分なら、と。

  That’s the way for me to live.




 シカオちゃんが山梨にライブしに来るとTwitterで知ったのは8月終わり。25周年のツアーの追加公演として、甲府から(新宿とは逆の長野方面行きの)電車で15分弱の韮崎市に来るのだという。なんで甲府をすっ飛ばして韮崎なんだと思ったが笑、どうやら韮崎文化ホールは県内では2番目にキャパのあるホールで、音響もいいと評判。文化ホールのHPへ飛んでみると、チケットは9月リリース。そしてこのホールの「フレンズ会員」になると一般売りの1週間前に優先販売があるのこと。フレンズ会員は、年度会費1,000円払えば誰でもなれるらしい。


 韮崎文化ホールにこの先行く予定は全くない。ないが、たった1,000円で優先予約があるのなら、会員にならない手はない。自他共に認めるイナカで、そのイナカのホール会員専用の優先予約と来れば、ただ「お席がご用意されました」というだけではなく、絶対に予め「いい席」が充てがわれているだろうことは、長年のコンサート・ライブ通いでおおよそ見当がついた。一応県民だし、県内の施設にお金を落とすのは悪いことじゃない。特にこんなコロナ禍では。そう思い立つと速攻で問い合わせをした。電話に出てくれたお姉さんに「スガシカオさんのライブにどうしても行きたくて」と言うと「まあ、そうなんですね!」と声を1オクターブ上げて喜んでくれた。


 フレンズ会員の会員証とお手紙が届いて、10日程して優先販売日。5分も経たずに繋がった電話でチケットを取りたいと告げると

「座席表はお手元に届いていますか?」

「あ、はい」

「では、どのお席が宜しいですか?」

 選べるんかい!www

「あ、あの出来るだけ前の方を…」

「そうですよね!ではですね…今だと…」

 とは言ったものの、私は迷っていた。選んでいいのなら、真ん中で人に囲まれるより、端っこの通路側の方が、人との接触を少しでも避けられるのではないか。


 コロナ禍は未だ治まる気配はなく、我々は日常を取り戻しつつあるとは言っても全く完全ではない。むしろ、「ほんの少しの人数のほんの少しの気の緩み」が、瞬く間に膨大な感染者数へと膨れ上がる様を、我々はこの3年間で嫌と言う程見てきた。

 従って自分も、このライブに本当に行くことが出来るのか、この時点では半信半疑であった。とはいえここから東京に行くのとは訳が違うし、県内でしかも電車で15分なら移動距離だって最小で済む。


 行きたいものに全く参加できずにただじっと過ごしたこの3年。今、既に越境できる程の心の広さとフットワークの軽さを持っている方々を羨ましく思う反面、仕事柄もあり、自分はまだまだそこには到達していないなという自覚が今でも抜けないのが実情だ。

 しかしながら、そんな私達の住んでいる場所まで、わざわざ来てくれるミュージシャンがいる。行かなくてもいいよ、こっちから行くからとばかりに、足を運んでくれる。それがシカオちゃんだというのだ。行ける行けないに関わらず、チケットを取るのが人情ってもんだ。そして行けることを念頭に入れるなら、最も納得のいく席を取るのがベストである。


 私の一瞬の迷いの間に真ん中の2席がソールドになったと言われたので、即座に「では、ここを!」と言って、真ん中寄りの通路側の2席を押さえた(1つは夫の分である)。その時の、自分にとってのベストな選択であり、それは当日着席してみてやはりベストオブベストであったと確信した次第だ。

 韮崎文化ホール様、本当に良い席を、ありがとうございました。


 今回のシカオちゃんのツアーが数本終わったところでグッズの通販が始まった。これまでずっと我慢してきたライブ参加。実際に行けそうとなったらそりゃあ徹底的に策を練る訳だが、ある日ネットで「コロナ禍でのライブ参加」について調べていた時(こういうのをちゃんと見ておくのも安心に繋がると思う。だから参加した方には是非ともアドバイスを頂きたい)、「グッズは通販を利用する」という書き込みを見た。早速通販でTシャツやタオル、オリジナルマスク(カバー)などを購入し、当日に着ていく準備をした。







 バッグは変えましたがこんな格好で行きました。


 チケットリリースから1ヶ月ちょっと。何を着て行こうかと1週間前に決めていた割には、当日の昼過ぎになって漸く「ああ、今日行けるんだな」と実感が湧いてきた。どうせ乱れると知りながら髪を念入りに巻き、夕方少し早めの電車で韮崎へ。駅についてすぐ、表通りへ向かう。韮崎の名物アメリカヤが数年前に洒落オツなビルへとリニューアルしたのだが、その脇の駐車場前にシカオちゃんのポスターが貼ってあると知り、見に行ってみた。貼ったのは文化ホールのスタッフ様らしい。誰もいなかったので写真など撮ってみた。久しぶりの遠出、久しぶりの観光(電車で15分だけど笑)。



 日も暮れてきてだんだん寒くなってきたので(韮崎の気温は暫定で「甲府マイナス2度」)早く会場へ行こうとして駅前のタクシー乗り場へ急ぐ。韮崎文化ホールは駅から2.3キロ程度あり、歩くとなると結構キツい。

 ところが、である。タクシーが1台もない。実は昔この地に仕事で6年程通っていたことがあり、その時分もまあ多いという訳ではなかったが常時駅にはタクシーがあった。それが1台もない。しかも来ない。左手の観光案内所がまだ開いていたので某タクシー会社の電話番号が書いてあるカードをもらって電話してみると、どうやらみんな文化ホールへと向かっていたりして、しかもそれが予約だったりして、車が空いていないのだという。マジか。私を気の毒に思ったらしい受付の方が、車を回してくれるというが「30分ほどかかるかもしれませんので、もしも他のタクシー会社の車が先に来たら、それに乗って行ってくださいね」とのこと。うっわあ。まじかあ。


 途方に暮れながら、定時に仕事を終えてから車で現地に向かう手筈の夫にLINEでことの次第を告げる。どうしよう、韮崎の夕暮れまじ寒いんだぞー。韮崎は甲府より長野寄りだが、標高がめっちゃ高いため甲府より富士山が大きく綺麗に見える。もちろん八ヶ岳も見える。空が澄んで高くて美しくて。星なんかキラッキラして見えるんだよ。それってつまり、すんごく寒いってことなのよ!八ヶ岳おろしハンパないんだからね!昔駅で風に吹き荒ばれていただけで風邪引いたんだからね!(虚弱だな)。

 と思っていると、向こう側からすうっとタクシーが1台やってくるではないか。うわあ奇跡。先程電話した会社ではない。が、乗っていいと言われていたので速攻で乗り込んだ。待ち時間約5分。Nタクシーの運転手さん、神。


「30分待ちって言われてたんです。運転手さん、救世主でした!」

「そんなに喜んで貰えて、良かったです」

 運転手さんのお話によると、このコロナ禍に、韮崎周辺で4社あったタクシー会社のうち1社が閉業し、また残った3社も運転手さんが不足しており(高齢者の運転手さんが多いのだという)、更に今は車を各社4台から8台程しか所有しておらず、しかもお休みの方がいたりするから、それが常時全部稼働している訳ではないので、結果的に駅前のタクシープールには今はタクシーはいなくて、殆どが予約客のために動いているとのことだった。私が表に出ない間に世の中は隅々まで変わってしまったらしい。


「今日は、文化ホールで、音楽があるの?」

 運転手さんが尋ねる。

「はい。そうです」

「誰が来るの?」

「スガシカオさんっていうんですけど…」

「え?」

「あの、SMAPっていましたよね?」

「うん、スマップはわかる!」

「あの『夜空ノムコウ』って曲を書いた方です」

 正確に言うと詞を書いた方なんだけど、その辺はまあいい。

「そうかあ、やっぱり音楽かあ。いやね、乗せたお客さんの中に、髪をこう、ピンクとか金髪とかにした人がいたから、なんだろうなあ、音楽かなあって」


 その時、「あれ、シカオちゃんのファンの中にそういう感じの人っているのかな?いや、若い人にはいるかもね。シカオちゃん自身綺麗に染めてるし」って思って「そうですか~」って話を流したんだけど、本番始まってステージを見て、それから翌日のインスタなんかを見てふと思った。あれ?コーラスのJUDYさん、髪ピンクよね。それと一緒に移動してるらしいキーボードのハナブサさんも髪染めてるなあ。ドラムのKAZさんも…金髪?…あれ?

 Nタクシーの運転手さん、運転手さんが乗せたの、お客さんじゃないかもしれませんよwww





 会場に到着して大ホールのロビーに入ると、ものすごく大きなシカオちゃんが。ここで一緒に写真撮ってる人もいたけど、私は恥ずかしいのでシカオちゃんだけ撮りました。グッズ売り場も、予め買ってきている人もいたので結構早めに空いてきて。せっかくなので回すシーンがあると聞いていたタオルを1枚買い足す。そうこうするうちに夫が到着。どんどん混んできたので第2駐車場に停めたとのこと。大ホールに入ってすぐに貰えるチラシの袋の中には「スガシカオよりあなたへ」と書かれたものが入っているが、終わってから見てねと書いてあるのでそのまま開けずに座席へと向かう。1階席1列目。


 なんだこの近さは。

 手伸ばしたら全然届く。


 とにかく至近距離。多分コティさん史上最高にステージに近い距離でのライブ。ステージに向かって右手寄りだったので、シカオちゃんはもっと遠いかと思っていたけど全然近いんですが。もうすぐそこにマイクって感じ。

 で、ふと正面を見ると、ギタースタンドにエレキギターがあって、スピーカーで隠れて見えないけどエフェクターが並んだ足元。そう、私の席はギターのDURANくんドセン。





 公式様に上がった東京でのライブ写真。


 DURANくんは今じゃ巷で有名なギタリストだけど、私は2016年、稲葉さんのソロライブ「en III」のサポートギターで初めて知った。そう、それも山梨だったのだ。なんで稲葉さんがソロライブで甲府なんかに(笑)来てくれるんだろうとものすごく不思議だったのだが、DURANくんがここの出身だと紹介されて、ああそれで凱旋してくれたんだ~と思ってとても嬉しかった。


 だから、シカオちゃんのTwitterとSensationの麻井くん、大楠くんのことをさっき書いたけど、実はDURANくんも稲葉さんとご縁がある人なのだ。ついでだから言ってしまうと、先程お名前が出てきたキーボードのハナブサユウキくんも、大楠くんのインスタに上がっていたことがあって。私が普段いいなと思っている皆さんが、今日のメンバーとも繋がっているのってそれだけでご機嫌だ。


 先走って言うと、アンコールでシカオちゃんはDURANくんのことを

「山梨が生んだスーパーギタリスト!DURAN!」

と紹介してくれた。DURANくんも嬉しそうだったし、私達山梨県民もとっても嬉しく感じた。

 シカオちゃんが以前YouTube配信の時に言っていたように、DURANくんのギターはものすごく音がでっかいのだけど笑、それはお客さんを盛り上げシカオちゃんを煽り、ライブ全体の士気を高めるのに一役買ってるのかもしれないとも思う。現に、ソフトな曲ではソフトな音作りをされていたし。


 最後、DURANくんが3枚投げたうちの2枚目のピックが私のシャツの袖に当たって下に落ち、誰も気づかなかったのか、拾われなかったので私が速攻貰った笑。DURANくんは本当は、私達よりもっと右手側にいらした、ちょっとだけ年配のご主人にピックを渡したかったんだなとその後解ったので、私が貰っていいもんか?と一瞬思ったが、ご主人には別のがきちんと行ったようなのでまあいいかw



 J-WAVEのシカオちゃんの番組に出演された時の写真だね。


 その DURANくんにまつわる話を。

 開演10分前、席に座っていると髪の長い綺麗な女性に話しかけられた。

「あの、隣とご一緒ですか?」

 どうやら夫のことを指して、私の連れかと聞いているようだ。

「ええ、連れ合いです」

「そうですか…。実は真ん中のあの席、私の席なんですけど、そこと交換して貰えないかと思ったんです。私、DURANのファンで…」


 よく見るとDURANと書かれたTシャツを着ており、更に言うと、サインが入っているようにも見えた。うわ。ガチでDURANくんのファンなんだ!

 代わってあげたい。本当に代わってあげたい。彼女の気持ちが心から解ったから。もしも私が彼女でも、同じことをするに違いない。


「あの、隣とご一緒ですか?実はあの真ん中の席、私の席なんですけど、そこと交換して貰えませんか?稲葉さん(または倉木麻衣ちゃん)を真ん中で見られますよ!あ、私、大賀好修さんのファンなんで」


 そう言っている自分が容易に想像出来た。

 でもここでホイホイ代わって夫をぽつんにしてしまったら、彼は手持ち無沙汰で物凄く困るだろう。それは例えば私が鈴鹿サーキットの野っ原の観覧席で「俺、あっち行ってフェラーリ走るの見てくるからここにいてね」と言われたら物凄く困るのと同じだ。だから私は彼女に席を代わってあげることはできないと思った。

「そうですか~!ごめんね。ほんとごめんなさいね!むっちゃ代わってあげたいんだけど!」

 そう言うと彼女は、

「大丈夫です!こちらのお隣の方に聞いてみます!『むっちゃ』って(笑)。ほんと、スガさんのファンってみんないい人!」

と言って笑った。


 その後彼女は無事、通路を挟んだ私の隣の席の方と交換が成立したらしく、結局ライブの間中隣でDURANくんを眺めることとなった。

 ちなみに今回のライブでは最後にメンバー全員とお客さん全員での撮影タイムがあって、その会場ごとの写真入りの特別版アルバムが、来年のニューアルバムリリース日に同時発売となる(特別版は事前予約販売のみ)。私は巻いた髪が無惨な感じで、綺麗な彼女の隣で写真に収まっている。最後、「お疲れ様でした!じゃあまた」と挨拶して別れた。名前も知らないままだけど、いい思い出だ。


 ここで言いたい。

 ようやく生ライブに行けたからと言って、この期に及んで「やっぱりナマはいいっすよね」なんてことを宣うつもりは毛頭ない。

 生ライブも配信ライブも、私はどちらも好きだ。どちらにもそれぞれの良さがあり、どっちも楽しめるし、これからもどちらも愛好して行くと思う。


 でも、生ライブは配信ライブとは、違う。確かに違う。

 それはミュージシャンの息遣いをダイレクトに感じられるというだけではない。ライブが開演するまでの、そして終演後の、今回のような、タクシーの運転手さんや、たまたま隣り合わせた方との、こんな他愛ない、思いがけない出会いや会話がそこに存在するがために違う、のである。わざわざ見知った筈のポスターを見に行って写真を撮ったり、場慣れしないところで若干緊張している珍しい夫を見たりする、このライブ外の時間が私には愛おしいのである。そしてそれがあるからこそ、その時のライブがずっと心に残るのだ。


 だから、配信ライブも、これとちょっとでも同じように楽しむことが出来たら、ぼっち配信より絶対楽しいと思う。

 そこで提案。配信ライブはぼっちじゃなくて、友達誘って見ましょう。何も一緒の場所じゃなくたっていい。同じ時間帯に見なくってもいい。ただ、同じものを見て、互いに感じ合い、それを伝え合う。それだけで楽しさは倍増する筈だ(ここで、いつも私に付き合って配信を見て下さる、Nさん、Mさん、そして親友のKには、心から感謝したい)。


 と、ライブの話する前に既に7000字を超えてるんですけど(爆笑)。

 いやね、どうも今回のライブ、まあ調べれば場所によってはセットリストがもうネットに出てるんでいいとは思うんだけど、どうやら、その来年のニューアルバムの特典として東京公演の模様がつくような話が出ているのよ。なもんで、あんまり細かいことまで全部書いてしまうと、それを楽しみに待っている方には申し訳ないのかなとも思うので、今回のレポートは、山梨、韮崎公演について、書けること、覚えていることを書いておきたいと思う。セトリは半分程記すことにした。


 シカオちゃんのファンの方で、韮崎に足を運ばれなかった方が万が一にも読んだ時、ちょっとでも現場の様子を知って楽しんで貰えたら嬉しい限りである。




 最初のMCで、シカオちゃんが当日「あずさ」で来たのだと知る。韮崎で降りて、タクシー(かな?)に乗って、窓を見るんだけど…「人が歩いていない」(爆笑)。とうとう会場に着くまで、外を歩いている「人」に遭遇することはなかったらしいwww


 シカオちゃんも言ってたけど、この辺りはもう完全に「車ないと無理」って地域で、人が単体で歩いているのって言ったら駅前のショッピングモール(ったってホームセンターのD2とか入ってるんだけどw)くらいなもんなのよ。でも真昼間その光景見たら、「今日お客さんほんとに来るのかな」って心配になる気持ちも解るwww 

 山が綺麗で空気が澄んでいる地域ってのはまあ、こんな感じでさ。甲府も田舎には変わりないけど、多少は歩いているかな、人がw


 初っ端から飛ばしまくりの3曲が終わり「アシンメトリー」の「涙の色はきっと~♪」の後、急に音が止まって「米倉涼子…」と話すくだりはきっといろんなライブでもされているお話だろうし、シカオちゃんファンなら知ってるだろうから書くね。なんで知ってるだろうと思うかというと、この、「主題歌を担当したドラマの打ち上げに呼ばれてないのに行った」(笑)というエピソードは、昔J-WAVEの番組でも披露されていた話で、私は覚えていてね。


 で、思い出した。

 今回いろんな曲で泣いたりして感動しまくったんだけど、一番感動したのはね、シカオちゃんが、本当に全く同じだったこと。

 20年近く前、私はずっとシカオちゃんのJ-WAVEの番組を毎週欠かさず聞いていて、時々メール出したりするくらい好きだった。あの頃ラジオで出会ったシカオちゃんは、明るくて、際どくて、優しくて、正直で、温かかった。その印象が、今回ご本人を目の前にしても、全く、本当に全く変わらなかったのだ。ついでに言うと、すっごく若かった。シカオちゃんどっかでハイパー化して年取らなくなっちゃったのかなってくらい変わらない人だと思った。

 普通、年を重ねて来たりすると、ちょっとは印象が変わることもあると思うんだけど、シカオちゃんに至っては、全く同じだった。ここでも、ああ、昔から変わらずに正直に、表裏なく生きている人なんだなあと感じた。


 今ネットに出ている福岡のセットリストと韮崎は1曲だけ変わっていた。それは「アシンメトリー」の後が「黄金の月」になったこと。いやあ、感動した。泣いたよ。大好きな曲の1つでさ。これ好きじゃないシカオファンはいないと思うけど。


 実は私、今回のライブを心から楽しみたいと思って、セトリの予習をしていたのね。せっかくわざわざ山梨まで来てくれるシカオちゃんなのだし、知らない曲がないようにしたくて、福岡のセトリの順に曲を並べて少し前から聴き込んでいた(絶対にネタバレしないで~!という人が多い中、奇特かも知れないが、私はこういう楽しみ方が問題なく出来てしまう輩である。興味ある方、一度やってみてください。楽しいよ)。だから前日にシカオちゃんがTwitterで、「セトリちょこっと変えるよ~」と言った時、どれを変えるのかとワクワクしていたらここだった。鳥肌立つくらい嬉しかった。




 韮崎のシャレオツスポット、アメリカヤの駐車場前に貼ってあるポスター。


 ところでDURANくんのステージにおける移動距離にはシールドの長さという条件があるので、最大で動けても真ん中までで、ベースでバンマスの坂本竜太さんとドラムの前で向き合ってプレイするシーンとかもう垂涎ものだったんだけど、DURANくんがステージに向かって右手=私の目の前にいるので、シカオちゃんが寄って来てくれるのよ。で、それが最初の曲の方で、私のどまん前で、シカオちゃんとDURANくんがギター弾くシーンがあってね、もうね、意識保つのが精一杯で(笑)、それまで動いていた体が動かなくなっちゃって、微動だにしないで、何故か手を祈りのポーズにしながら2人をガン見していた(爆笑)。 その後も何度かその辺りで2人で弾いたり、シカオちゃんがお客さん煽りに来たりするとDURANくんが寄ってきたりで、もうなんかね、3年ぶりのライブなのに最初っから濃ゆい。濃ゆすぎる訳よ。濃いのはシカオちゃんも言ってたけど、でもそれにしても、起き抜けにテキーラでも煽り飛ばしたみたいな気分だった。


 「黄金の月」からの「アストライド」が極上で、タオル握ってずっと泣いていた。今の自分には心にヒリヒリと染みて、痛いような温かいような、掻きむしられるようでさえあった。手で涙を拭うと感染対策的によろしくないので、タオルはグッズでなくてもライブには必須だと思う(ちなみにアンコール前に私は一度座って落ち着くのが常なんだけど、今回はそこで除菌ハンドジェル出して消毒もした)。


 10月生まれさんが最前列ど真ん中、しかも男性で戸惑うシカオちゃん笑。実はそのMCの時、こともあろうにサイレントモードにしていたスマホから小さくアラーム音が流れているのに気付き(自分的)爆速で震えながらも何とか消す。バッグの上からダウンベストぎゅうぎゅう押し込んどいて本当によかった。アラームって流れるのよね、サイレントでも。一生分の滝汗かいた。

 

 ジャニーズのグループに書いた曲を集めたメドレー、感動した。シカオちゃんのライブに行けたらいつか聴きたいと思っていた「夜空ノムコウ」、本当に極上だった。その次の「前人未到のハイジャンプ」の後「何のMCもなくこの曲を始めたら、(流れ的に)まるでジャニーズに書いたみたいだな!こんな曲出さないって!笑」みたいなwww いやいやシカオちゃん!私この曲大好きなんですけど!w


 その後の「ぬれた靴」、私は村上春樹さんの本は余り読まないんだけど、私もこの曲は凄いと思ってたし大好きだ。内容ヘビーだけどほんと好き。今回この曲が聴けたってのは何よりの収穫だった。でもシカオちゃんは特に思い入れはないんだって。ええ⁈こんな名曲だってのに?って感じ。


 「春夏秋冬」では、ハナブサくんの鍵盤の音が光ってたねえ。なんだか聴き入ってしまった。彼の鍵盤にも大楠くんと同じ赤いNordがあって、あ、やっぱりこれ好きな鍵盤主任って多いんだなって素人判断だけどちょっと思ってた。




 ハナブサさんのTwitterよりお借りしました。素晴らしくいい写真!


 ハナブサくんの方を向いて、つまり観客に背中を向けてDURANくんがギターを弾くシーンが数回あって。私はこういうシーンがとても好き。シカオちゃんの後ろとか横とかで、バンドメンバーが自由に楽しんでプレイしている姿。これだからいい音楽が生まれるんだなと思う。ベースの坂本さんがベテランのバンマスさんなので、他の若いメンバーを自由にさせてくれるのかもしれない。


 25周年ということでいろんなお話をしてくれるんだけど、最初何百組って出た同期の新人が、気がつくと数えられる程しかいなくなってて、という辺りは本当にリアルだった。その中でサバイブしていくんだから、そりゃあほんと大変だよ。シカオちゃん自身も、確か10年目過ぎてから15年目辺りではスランプが来たって言ってたね。誰もうまくいかないことがある、とシカオちゃんは歌うんだけど、それって自身に経験があるからこそ響く歌詞になるんだろう。植田真梨恵嬢なんかも自分を曝け出して歌う方だから、共感するところとかあるのかもしれないなあ。


 新曲コーナー(「さよならサンセット」めちゃくちゃいい。新曲を全部で3曲も聴かせてくれた)を経て「アイタイ」辺りからDURANくんのギターが大炸裂。その後怒涛のハードファンクや大好きな「ドキドキしちゃう」、まさかこれが本編ラストなの⁈って歌詞のあれまで一気に大盛り上がり。で、アンコール。アンコールで出てくるのが早い!素晴らしい!

 本編だけで自分では濃ゆい時間すぎて3時間くらい経ってると思ってたんだけど、なんと2時間半だった笑。濃ゆいよ!濃ゆすぎ!


 で、アンコール2曲目の前だったかな、メンバー紹介を兼ねてグッズの宣伝なんかも。トップバッターはバンマス坂本さんがタオルを掴みながら、

「山梨の人はみんな週に1回くらいは富士山とか八ヶ岳に登るんでしょ⁈4リットルくらい汗かいても、このタオルなら全部吸い取ります!」

「んなわけねえだろ!w」

 更に、坂本さんのジーンズの腰に引っ掛けてあるバンダナ?じゃないのかなあ?あれが長すぎると突っ込むシカオちゃん。

「キャッツアイじゃないんだからさあ~!」

ってwww


 コーラスのJUDYさんはマスコットの「スガモリス」をご紹介。ムーミンなんかと一緒に写真に撮って載せている方がいるんだそう。可愛いよね。JUDYさん、完璧な振り付けありがとうございました。ずっと真似してました。


 ドラムの、今回から参加のKAZさんには「小さい声になんなよ」と最初っから突っ込むシカオちゃんw きっと普段から物静かな方なんだろう。KAZさんはシカオちゃんアクスタをご紹介。

「えと、今日はあずさで、し、新幹線で来ました!」

ここで山梨県民中心の観客が皆小声で「違う違う」とクスクスしていると

「あずさ、新幹線じゃねえし」

とシカオちゃんバッサリwww


 ライブ翌日のインスタ、ハナブサくんのを見たら、ハナブサくんとJUDYさんとKAZさんの3人が韮崎の駅で、富士山をバックに写真を撮れるベストスポットがあるんだけど、そこで撮ったのをあげてくれていた。良かったねほんと、この日朝からピーカンで。ここんとこ珍しくお天気悪い日が多かったから。やっぱしシカオちゃん、持ってるね。




 これこれ。同じお写真をドラムのKAZさんがTwitterにあげて下さってましたのでお借りしました。

 解るかなあ?真ん中上の方、富士山なんだよ。韮崎駅の2番線沿い、甲府方面を見るとこんな絶景スポットがあるんです。


 で、そのハナブサくん。この日のアンコール後のTシャツがシカオちゃんのと同じ真っ赤なやつだったことに際し、

「これは、僕のせいじゃないんですよ⁈楽屋の電気が暗くて、どのTシャツだか解らなくて、たまたまこれだったんです」

的なことを言って会場の笑いを取っているとシカオちゃん、

「あのさあ、キーボードほんと上手いし、素直でいいヤツだけどさあ、…ちょいちょい、イラッとすんだよなあ~」(会場爆笑)


 シカオちゃんは続ける。

「こないだ東京公演があったんですけど、その時(撮影の)カメラが入るよって言ってあったんですね。それなのに、髪を、もう、何なの⁈って色に染めて来てですね…」(客席笑)

「今日までに直して来いよ!って言ってあったのにこいつは…」

「今、少し色が抜けてきてるんですよ!段々変わってきて」(と言って頭頂部を客席に向ける。客席笑)

「あのさあ、今度髪色コーラで抜いてやろうか⁈」

「はい!いいですよ!」(客席大笑)

 ハナブサさん、いいなあ。こういうキャラ好きwww


 で、DURANくん。紹介されてお客さん盛り上がったので、とあるエフェクターでガガガガってな音を出すとシカオちゃん、

「お前さあ、そのエフェクターの音、ファンの子に何て呼ばれてるか知ってる⁈」

「え、なんですか」

「『工事現場』」

大爆笑!!! 


「てかなんだよそのマイク!コーラスもしねえのに!クイーンじゃねえかよ!w」

 シカオちゃんに突っ込まれたのはバーの部分が白いマイクスタンドwww すかさずフレディポーズのDURANくん、それを貸せと合図するシカオちゃん、そして同じくフレディポーズ。

「こんなバンドなので…いつも楽しくて、練習あんまりしないんですけどw」

いやいや、シカオちゃん、そんなことないでしょう。これだけしっかり聴かせて下さるのだから。

 でもさあ、こうして、バンドメンバーと和気藹々しているシーンって、ライブにとっては曲と同じくらい醍醐味でもあるんだよね。こういうところも凄く印象に残った。




  冒頭とこの写真は公式様にアップされた韮崎でのシカオちゃん写真。渋いぜ。

 

 アンコールの最後は、我が夫が一番聞きたかった曲。一緒に行こうと誘った時、「ねえ、あれやるかなあ」と聞かれ「やるよ!絶対やるって!こんな田舎に来るんだからみんな知ってる曲は絶対やるよ!」と何の根拠もなく言い放っていたので笑、演ってくれて本当に本当に良かった。私もシカオちゃんのバンドのバージョンで聞けて嬉しかった。


 最後には前出の写真撮影があり、無事に終了するとシカオちゃんは、

「こんなに写真撮影で盛り上がったの初めてだよ!」

と言ってくれた。いろんな会場の、いろんないいところを見つけて言ってくれるのだろうけど、本当に気持ちが行き届いていてグッとくる。


 笑う以外はずっと黙っていたけれど、ステージを手を振りながら去っていくシカオちゃんに向かって最後の最後に私の口から三重マスク(うち1枚は一箱20枚入り3,000円というマスクにしちゃあだいぶヤバい末端価格のS社の高級な代物。ライブなどに行くならお勧めとあったので買ってみた)を超えて出た言葉は、

「ありがとう!」

だった。

 いまだに越境出来ない中、こんなところまでライブしに来てくれて、本当にありがとう、シカオちゃん。私の人生の中でベスト3に入るくらい、感動的で心から楽しいライブだった。




 エセ「午後のパレード」グラサンw  Amazonで650円くらいで買った。


 最初に配られたチラシの入った袋の中にあったシカオちゃんからの「お土産」を、帰りに堪能した。凄いなあこんなにしてもらっていいのかなって感じ。

 そう言えばシカオちゃん、最初にこんな風なこと言ってたっけ。

「25周年っていうと普通はみんなから『おめでとう』って感じなんだろうけど、今日は、皆さんに感謝の『ありがとう』の、大サービスのライブです」

 天晴。


 毎日頑張っていれば、きっとまたこんな日が来るだろう。そう思って私は再び、籠る日常に戻る。いつか来るべきその日に備えて、万全を期すために。

 シカオちゃんのインスタに、この日の2分間のダイジェスト映像が載っています。シカオちゃん制作です。ぜひご覧ください。


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