以下は、インスタには投稿したけど、ブログに載せていなかった、ブルーノート東京でのライブの配信を見た記録。
20200. 06.17 小曽根真 featuring No Name Horses “The Best”
いやあ~迫力!音の応酬というか。それがまた気持ちいいんだ。本当に、まるで駿馬が何頭も全速力で駆け抜けていくみたいな感じ。
ベスト盤と言いながら新録が3曲も入っているアルバムもある程度聴いて臨んだけど、生演奏がこれ程全身に染みるとはねえ。アルバムだってもちろんいいんだけど。
ほぼ全員がベテランプレイヤーで、その安定感といったらないんだけど、それ以上に全員が、特に小曽根さん自身が一番演奏を楽しんでいるような感じで、見ているこっちも自然と笑顔に、というかね、もうね、満面の笑みになっちゃう訳よ。
小曽根さんが、若いプレイヤー達とのライブのことについて言及する際、「シェア」という言葉を使っていたのがとても印象的だった。
「僕らもそのエキスを貰いたいから笑。That’s the plan!」だってw
そうね、GiveじゃなくてShare。素敵ね。
始終リラックスしていながらも、プレイっぷりは超一流。エリックさんのソロ、痺れますわね。
アンコールで、ブルーノートに来ていた塩谷哲さんをステージに上げちゃうのもいつものこと。ソルトと小曽根さんのの連弾もすっごくスリリングだった。
どの曲も印象的だったし、NNHの曲は何度聴いても飽きないスピード感とボリューム感だったけど(Puzzleとか大好き)、最後に小曽根さんがソロで弾いてくれたHome、込み上げるものがあった。
アルバムの時から好きな曲だったので、画面越しとはいえ生演奏で聴けたのは感無量。
たとえ配信でも、やっぱしブルーノートのライブはやめられないわ。
写真は公式様よりお借りしました。
2022. 06. 25&26 小沼ようすけ Both Sides
ジャズギタリスト・小沼ようすけさんの20周年記念の、ブルーノート東京で行われた2夜連続ライブを配信で見ました。
2夜ともとてもよかった。
デビューアルバムが今でもとても気に入っており、何故これがフルサブスクにならないのだ頼むよソニーさん、という記事をインスタに上げてから数ヶ月。
満を持してようすけくんのライブを、配信で楽しむことが出来て本当に嬉しい。
フィンガーピッキングの優しくて跳ねるリズムのギターを心ゆくまで堪能させて貰った。
特に、まさかと自分でも思ったが、1夜目のストリングスカルテットとの共演には見事にハマった。
個人的にストリングスってそんなに興味がなかったのよ。弦楽って、ちょっとねっとりとした甘さが感じられる時があって。練乳を果てしなくかけまくった宇治金時みたいな。或いは奥歯が痛くなる程力一杯甘いマロングラッセみたいな(昔カフェオレに砂糖5つ入れてた人がいたな)。
まあ、そんなこと言ったらギターだって弦なんだから同じだろって言われそうだけど笑。
それがねえ、なかったんだ。もうどこまでもクール。あの涼やかな、そして時に冷ややかな弦達の響きたるや。ギターの音色に、時に寄り添い、時に距離を置き、いい関係を築きながら進んでいく。互いの応酬もカッコいい。いやあさすがは金原智恵子カルテット!天晴れ過ぎました。何度でも聴きたくなるライブだった。
ようすけくんが、このストリングス形式はこれからも続けたいと言っていたけど、是非ともそうして頂きたい(そして今後世の中がどう転んでも、次回も出来れば是非配信を。)
2夜目はなんつってもドラムの平陸くんでしょう。勢いだけではない細やかさと華やかさがあり、聞いていて何とも心地よい。しかも私、短髪のドラマーって結構好きなんだよね笑。
彼のドラムを聴くのは多分(全部配信で)3回目くらいじゃないかと思うんだけど、今回のようすけくんのライブが一番インパクトがあった。
相性もよかったんだろうけど、ようすけくんの、陸くんの乗せ方も巧かったんじゃないかと思う。2夜目のアンコールなんて最高でしたわ。
ようすけくんの最初のギターがあのいわゆる335ってやつで、それを2日間ともステージに上げていたのも印象深かったんだけど、最終的にその音を奏でてくれたのもとても感動した。マイ・ファースト・ギターみたいなものでしょう?
そして335と言えば、やはり大賀くんを思い出さずにはいられず。
大賀くんを知るもっと前から好きだったようすけくんと(ようすけくんのが3つ下だと思う)、その大賀くんの間に共通点があって、どちらも今素晴らしいギタリストになっている。大好きと大好きの間に共通点があるのって嬉しいよね。
今回は全てオリジナルだったのだけど、いつか是非カバーばっかしのライブなんかもやってほしいな。ようすけくんのカバーの味が好きなので。サブスクに入ってないBrown Sugarなんて最高よ。
配信2日間で会員セット価格2,800円。4日間試聴可。
いいんですかブルーノートさんこんなにお得でw
今後とも配信どうぞよろしくお願い致します。
都会のど真ん中にある2回しか行ったことのない憧れのジャズハウスの音を、こんなに気軽に毎週のように楽しめる日が来るなんてね。
いやあ、解らんもんだ、人生。
素敵なお写真は、全てご本人及びブルーノート公式さまのTwitterよりお借りしました。
そして大賀くん。
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