※5月11・12日の1st Stage(s)について書いた前編に続く中編です。未読の方はひとつ前の記事にお戻り頂くと話が繋がります。
Tak Matsumoto Tour 2024 -Here Comes The Bluesman-
2024年5月11日(土)2nd Stage @ブルーノート東京
土曜2ndはセンターペアシート、麻井さん寄り(だからハイタッチは出来ないw)。このセンターペアシートのどこかでいつも、今日同伴の友人Bと、松本さんのこれまでのソロを見て来たので、感慨深い。
今回、2ndステージを見られるのはこれっきりなので、飲み過ぎないようにしないとと心掛けていたためやはり最後は飲み足りず。
反動で日曜1stはオリジナルカクテルと一緒に、ブルーノートオリジナルビールのSessionを頂いた訳である。
とずっと思っていたのだが!
写真は嘘をつかないw
記事を書いてからあらためてスマホの写真を見返すと、大嘘をついていることが判明。
そういえば2ndステージの時、Bに、1stで1杯しか飲めなかったと言ったら心配され(なんでだよwww)、もう1杯頼もうという話になり、2人でBNTレモンサワーをオーダーしてあったのだった。従って2ndでは2杯飲んだことになり、2杯でも足りないくらいの素晴らしいライブだった、ということになる。お後がよろしいようで(まとめるな)。
Bとは3回目のブルーノート。
初めて来たNew Horizonの時、雰囲気の良さに心から感動し、お酒や食事を含めて、ライブ以外のところでもお楽しみがあるっていいことだなと思った。これに味をしめてw、2度目(ダニエルさんと演った時)には1回目よりもおしゃれをし(たつもりになっ)て参加したのを覚えている。
1回目の時に買った、ブルーノートオリジナルのピンバッジがあり、なかなか普段つけないけれど、ずっと大事にしている。今回は、電車で来る時のジャケットに、今回のライブグッズのピンバッジと合わせてつけてきた(日曜1stにはこのジャケットを着て行った)。
この会場の中で一番ブルーノート東京に来たことがある、訳では全然ないけれど、この会場の中で一番ブルーノート東京のライブの「配信」を観てきた人、と言われたら自信を持って手を挙げる。コロナ禍以降30本は見たろう。どのライブも本当に素敵で、更にいつ見ても気持ちが高揚するライブ会場。
今回の松本さんとSensationのライブ、どうしてもここで見たかった。ここで見ることこそが目的だったと言っても過言ではない。勿論ビルボードだって行ってみたかったけれど、それとは別の気持ちで、「ブルーノート東京で見る」ことには今回とことんこだわった。
一番憧れの場所で、一番憧れの人達に会う。こんなに心躍ることってないじゃないか。
Bと互いに思い出を語り、更に感動しながらステージを眺めつつ、カクテルとおしゃれたこ焼きの他に、シーザーサラダ(超サービス量)と看板メニューの「スウィンギン・ポテト」をオーダー。ああ、サラダが美味しい。取り皿が汚れると店員さんがすぐ取り替えてくれる。凄いわほんと。
写真が得意なBが後ろ姿を撮ってくれる。そうよ、前からなんて撮れたもんじゃない(爆笑)。Sensationだよ?こんな好きなメンツのライブだよ?化粧室に行ったって顔なんか直してる心の余裕もない。ああマスクって本当に便利(人はこうやって怠惰になります)。
以下、1stと同じ曲に関しては、特筆すべきことのみ記していく。
1. Epic Match
麻井さんと車谷さんの表情まで見える素晴らしいシート。ベースの音もよりよく聞こえた気がする。
2. Rainy Monday Blues
これ聴きたかったのよ~!目の前で演ってくれてほんと嬉しい。
少しTAKのソロがあってから大賀さんのギターで始まる。麻井さんと大賀さん、そこにTAKの音が混じって同じメロディを。麻井さんが横に揺れている。
あれ?やっぱりこの日髪型って、大賀さんも麻井さんも少しウェーブがかかってるかなあ~などと思いながら見る。ちょっとだけ距離があるのではっきりは確認できないが、とても似合っている。ヘアメイクさんの勝利だな。またこれは1stでも思ったけど、大賀さん、少し髪が短くなってるかも。
イントロで、前に並んだ3人から同じリズムが感じられて本当に感動。そしてサビのメロディも大賀さん、麻井さんとTAKがユニゾン。大楠さんのソロに絡む麻井さんのベース。これ、もう1回聴けるなら聴きたい。豊中の千秋楽のライブ配信でやらんかなあ~(図らずも後編への華麗なる伏線、になってしまったw)。
麻井さんがさ、こう、クッ、というか、髪をサッと払いたくて(だと思う)、ベース弾きながら一瞬首を振る仕草が正面から見えて、はは~ん世間の麻井ファンはここにヤラれるんだな~?と解って嬉しい(何を言っているのかw)。
こういうのはさ、残念ながら配信じゃよく解らないのよねえ。一緒に見ていたBも「麻井さんってカッコいいね!」とホテルに帰ってから言っていた。ナマのステージの威力ってのはやっぱし凄い。
ところで今回Bと泊まったホテルだが、インバウンド効果か渋谷は私のような庶民が泊まることなど到底出来ない価格に跳ね上がってしまったため(2014年の松本さんのブルーノートの時泊まった某ホテルなど、ツインが1泊7万近くしており、生涯二度とこんなとこ泊まれないと実感w)、山手線で少し行ったところにある、駅から程近いホテルチェーンのひとつを取った。
これがどうしてなかなかの優れもので、セルフサービスでフロントから各自持って行くアメニティの、基礎化粧品が全て「雪肌精」だった。肌だけは誰も「ガッキー」になれるという代物。ガッキー大好きな麻井さんに会う日には欠かせない「正義アイテム」だろう笑。
ここで1stと同じく、松本さんからのMC(内容はほぼ同じなので割愛)。
夜だけあってお客さんのノリも1stよりやや硬さが取れていて、拍手以外にも指笛や歓声が混じっていい雰囲気。これぞライブハウス、これぞブルーノート。
麻井さんのSNSより、車谷さんショット。
3. Battlebox
大賀さんとTAKがハモるサビは何度聞いても気持ちが高揚する。その後2番の頭、麻井さんのベースが目立つところもゾクゾクしてくる。TAKが音を伸ばして車谷さんのドラムがドンピシャで入るところとか、聞く程にドラマティックな展開のある曲。
終わってギター替えを行う時、思わず「あっ」と声が漏れた。ここで漸くアレが出るのか。
土曜1stの時、大賀さんのためのギターだけでどんだけあるんだ、という程の本数が我々のシートの真横に見えたのだが、その中に(そして数日前に大楠さんが上げてくれたSNSの投稿の時にもチラッと端の方にお目見えしていたのだが)大賀さんの、いわゆる335と呼ばれる赤いギターがあった。へえ、アレ使うんだ、何処で?と思っていて、だけど1stには出てこなかったので、不思議に思っていた。そしたらここのタイミング、で始まったナンバーがまた痺れるじゃないか。
4. Tokyo Night
松本さんがラリー・カールトンさんと作ったアルバムからの1曲。
松本さんには地名にちなんだ曲がいくつかあり、東京だとこれとRoppongi Noiseというのがあるので(大阪だと「御堂筋BLUE」がある)、どっちか演るかな~?とは思っていたけど聴きたかった方で嬉しい。
この時大賀さんが弾いたのが、ラリーさんで有名な335だった。
今回、大賀さんにも幾つかソロを奏でるシーンがあり、この曲にもあった。原曲ではラリーさんが弾いている部分だろう。
今回のライブ、(トークでは揶揄ったりしてはいるものの)これまで以上にTAKが大賀さんへのリスペクトを表してくれているなあと思ってちょっと感動していたのだけど、これこそまさにリスペクトの極みじゃないかな。大賀さんに、ラリーさんのパートを弾いて貰う訳である。これって凄くない?
ただ単に巧いからとか、サポートだからじゃないよね。松本さん自身が、大賀さんを最高のギタリストの1人だと認めてなかったら、こんなこと起きないと思うんだ。
麻井さんとTAKが顔を見合わせるシーンは、2ndにも多々あって、勿論この曲でも。私的にはものすっごい見どころだった。
TAKはいつも大賀さんと顔を見合わせて、と思われがちだが(確かに当然回数は多いけど)、そうではなくて、麻井さんとか、車谷さんとか、大楠さんとかと、タイミングを見計らうというシーンもたくさん見受けられた。
TAKと大賀さんが最後の音を出した後、ステージの照明が下り、群青に染まる中で大賀さんがアコースティックギターを持つ。
1stまでだったら全て、肩にレスポールをかけたままスタンドに立てたアコギを弾く、いわゆる二刀流スタイルなのだけど、今回は、用意された椅子に座り、アコギだけを構えている。何が始まるのかとドキドキしていると。
5. The Wings
大楠さんの鍵盤と大賀さんのアコギ、2人だけのイントロで静かに始まったこの曲。美しかったなあ。
その後大賀さんはTAKメインの合間に静かに立ち上がって、いつものように肩にギターをかけて二刀流に戻るのだけど、この最初の、2人だけの演奏のところ、B'zの原曲のMVを彷彿させた。
あれさあ、どっかの屋上みたいなところに、稲葉さんと松本さんが立っているでしょう?私、あのMVでは、2人は、主人公の若い2人を見守ってる天使の役なんだと勝手に思ってて(爆笑)。だから今回のバージョンの大賀さんと大楠さんも、ステージ上の天使なんだろうと勝手に…え?飲み過ぎ?w
控えめな車谷さんのドラムと、高い音が多い曲を支える麻井さんの低音のベースも、曲の美しさを引き立てていて素敵だった。あ、そうか、じゃあ天使は最終的には4人だったってこt(もうやめろ)
さて。
この後のMCでは、演奏した曲の紹介をした際、松本さんはラリーさんの、先日ビルボードライブ東京で行われたライブを見に行ったという話をし(実は私とBも行っていた。2人で顔を見合わせて「ええっ⁈いつ~!w」と思わず呟く)、そしてラリーさんとの共演について、
「もう二度とやりたくないよ!…だって上手いんだもの!(観客大笑)…まあ冗談はこのくらいにしてw」
と。
自分が舌を巻く程優れていると思っているギタリストのパート、信用してない人に弾いて貰うなんてこと絶対ないでしょう?だからここのMCには、ラリーさんにだけじゃなくて、大賀さんに対しても、松本さん流の優しさが溢れているような気がしてちょっとジンと来た。ああ、酒が足りない。
で、ここで
「今度、2003年に出した、昭和の歌を集めた “The Hit Parade”というアルバムの、第2弾が出るんですよ!」
TAKいきなりの爆弾発言!w
意外な初告知に観客激しく動揺してみんな「えええええっ⁈」と嬉しい悲鳴。
するとTAK、客席の反応を見て逆に動揺www
「え⁈何なに⁈
俺…もしかして(どこかあてどない方を見ながら)これ、言っちゃダメだったの⁈(観客爆笑)
(我に返ったように)…ま、まあいいや、もう言っちゃったから(観客大爆笑)」
今回のライブ、松本さんの、こういうちょっとくだけた、客席との距離感の近いトークが絶妙だった。
誤解を恐れずに言えば、元から松本さんってこういう方だったと思うんだよね。フレンドリーで、楽しくて、明るくて。
それがいつの間にかBOSSと崇められ、重鎮だと言われ、(私達ファンを含めた)松本さんの周りも、そういう松本さんを求め続けちゃったきらいがある。
勿論そんな松本さんにも多大なる魅力があるけど、個人的にはやっぱり「まっちゃん」と言われていた、八重歯のあった頃の、中身も外見もお茶目な松本さんの姿の魅力も、忘れずにいたい(って書いた後、5月18・19日に行われたTM NETWORKのライブのアンコールの飛び入りにて、まさに「まっちゃん」だった頃の松本さんの姿が垣間見られたらしいと知り、「大賀さん経由B'z行き松本ファンウツ推しTM仲間」と散々語り合った後、互いに嬉しさに咽び泣いた)。
そして観客からのアルバムに対しての盛大な拍手を聞いた後、
「でもまあ…こんなにウケるんなら…(大賀さん辺りの方を向いて)売れるな!(観客大爆笑)」
売れるでしょ絶対。
え?それでもやっぱり心配ですか?
じゃあ、そんな心配性の松本さんに提案です。
そのアルバムを本気で売りたいなら、今回のこの、Sensationと一緒に演ったライブの映像を、特典としてつけて下さい。そうしたら絶対売れます。間違いなく売れます。
もし本当につけてくれたら、私、3枚くらい予約して買ってもいいですw
松本さんのMCは続く。
「で、そのアルバムの中に、1曲だけインストの曲があるんです。昔、『俺たちの勲章』ってドラマがあって。1975年だったかな…松田優作さんと…中村雅俊さんが主演の。俺、そのドラマが好きで。…おじさんだと知ってるかな?(と言って少し客席に目をやって)…あ、知ってますね(笑)。
その中で、挿入歌として、トランザムってバンドの曲がインストで流れてて。元の曲は、吉田拓郎さんなんですけど」
ええっ。
「今日はそれを演りたいと思います。では聞いて下さい。『あゝ青春』です」
松本さんと拓郎が繋がる日が来るなんて。
6. 「俺たちの勲章」のテーマ(トランザム/吉田拓郎「あゝ青春」)
大楠さんのセピア色した音色でイントロが始まる。大賀さんのアコースティックギターが優しく、麻井さんのベースも車谷さんのドラムも殊更温かく感じられ、インストなので少しアレンジされてはいたものの、記憶の底にあるサビのメロディ(拓郎がセルフカバーしたバージョンが入っているアルバム「ぷらいべえと」を持っていた)を聞いた途端、文字通り涙腺が決壊した。
まさかここで泣かされるとは思わなかった。
小学校5~6年の頃からオフコースが好きになり、カセットテープで繰り返し聞いていた、確かその数年後、小田さんがFMラジオに出演して対談するというので聞いてみたら、その相手が拓郎だったことがきっかけで、中学3年くらいから拓郎も聴くようになった。
ちょうどその頃拓郎は余り表立った活動をしておらず、それからすぐにFM TOKYOで「拓郎のフォーエバーヤング」という番組がOAされていることを知り、ほとんど毎週聴くようになった。フォークに限らず色んなミュージシャンの曲がかかったのも楽しかったし、確か途中から小室等さんが一緒に番組をするようになって、女子高校生だった自分にはオジサン2人のスローテンポ気味な会話が何故か心地よかった。必ず拓郎の曲もかかるので、ここで随分聞いて覚えたりした。
バービーも美里も大好きだったし、千ちゃんも靖幸も松BOWも勿論全部聞いた。久保田を好きじゃなかった同級生はいなかったし、レベッカを歌えない友達もいなかった。言うまでもなくTMには一番ハマったし、エピックを中心としたソニーレーベルが青春のシンボルだった。
でも拓郎も同時に好きだった。
春だったね
春を待つ手紙
落陽
人生を語らず
流星
唇をかみしめて
明日に向かって走れ
外は白い雪の夜
たどり着いたらいつも雨ふり
地下鉄にのって
大阪行きは何番ホーム
高円寺
ペニーレインでバーボン
ふざけんなよ
されど私の人生
まにあうかもしれない
旧友再会フォーエバーヤング
ローリング30
祭りのあと
若い頃聞いた、どれも削るのが惜しい程に好きな拓郎の曲達。
大学生だった21の頃と、もっと大人になってから、ライブにも2回行ったことがある。確か21の頃聞いた、「神田川」を少しロック調に仕立てて歌ったのには痺れた。
高1の夏の終わり、デパートの催事場の中古レコードセールでベスト盤(“Only You”というタイトルだった)を買い、家で聞いていたら母が突然顔を出した。
「あんた、なんでその歌かけてるの?」
「お母さんこそ何で知ってるの」
「だってそれ、お母さんが昔聞いてた歌だもの。吉田拓郎さんの歌でしょう?あんたがまだうんと小さい頃、ポーラテレビ小説ってのがあって、ドラマの主題歌だったのよ。忙しかったから、ドラマはよく見てなかったけど、その歌は毎日聞いてたの。いい歌よねえ。お母さんも大好き」
「元気です」という曲だった。私もいい歌だと思った。母は何も見ずに歌うことが出来た。
わずかにのぞいた 雨上がりの空を見て
笑顔を作って “どうですか”と問いかける
色んな事があり 愛さえ見失う
それでも 誰かと触れ合えば
そうだ 元気ですよと 答えよう
拓郎は、今はなき母と私を繋ぐ、大切なミュージシャンだ。
麻井さんがきれいな長い指でベースを「指弾き」しているのが見えた。だから音が優しいのか。大楠さんの鍵盤の音色も相まって心のノスタルジーをノックする。フォークとかロックとか、そういうジャンルの垣根なんて時々どうでもよくなる。いい曲はいいで、それでいいんじゃないか。
眠れぬ夜をかぞえて
日々は過ぎてゆく
あゝ青春は燃える陽炎か
あゝ青春は燃える陽炎か
松本さんの「ヒットパレード」、1枚目の時も、オフコースの中でお世辞抜きで最も好きだった「時に愛は」をカバーしてくれたのがとてつもなく嬉しかった。しかも途中からと最後のギターソロはアドリブだったけど、曲の間奏部分の最初の方は、原曲と同じギターソロのメロディで弾いてくれていた。今回のアルバムも今から期待してしまう(と書いた矢先、アルバムの選曲告知に嬉しくて絶叫したことを加筆しておく。アレかあ…オフコースはアレかあ…あのスマッシュヒット、当時は「小田さんが!あの正統派の小田さんがこんなストレートな歌詞を歌うなんて!」って数多の女性ファンから言われてたアレだよなあ…w(小田さん自身がどこかで言っていた記憶がある)。まあ、自分、最初に聞いた時、小学生だったけどw)。
買います。絶対買います。だけどよかったら今回のライブの映像をつけて下さったら3枚買います。よろしくお願いします。
胸揺さぶられる1曲が終わって、静かな雰囲気のまま、大楠さんの鍵盤の音。
7. 華
来ると思ってたよこのアルバム。大楠さんのピアノが素晴らしい音色。そこに乗っかるTAKのメロディ。2人で始まるのが実にいい。こういう曲ってほんと、大楠さんの音が合うよね。
途中からの車谷さんのドラムも、メリハリがあってとってもよかった。リムショットというのかなあ、車谷さん上手だよね。そして車谷さんの「ドン」から始まる、そこからのクレシェンド。上手いなあ。
そうそう車谷さんといえば。
2ndでは車谷さんの表情がよく見えたので気づいたのだけど、松本さんがMCで面白トークしてる時(面白トークとか言っていいのだろうか笑)、車谷さんがすっごい笑顔なの!もうむちゃくちゃ笑顔なの!車谷さん、演奏中の顔は真剣そのものなので、笑顔が見られるのがこういうところだけってのもあって、見た時はとっても嬉しくなった。
ブルーノートに飾ってあったTAKのサイン入りギター。撮影は自由。
8. Waltz in Blue
1stでは「花火」、2ndでは「華」からのこの曲。こういう辺り、偶然なのか計画したのか解らないけど、やっぱし上手いよね。
麻井さんがとてもよく見える位置だったので、2番の麻井さんのソロの前辺りから「来るぞ来るぞ」ってずっと見ていて、いいところを1ミリも逃さずいられたのが何よりラッキー。照明が青から赤に変わる瞬間もばっちし見ていられた。
そしてこの後のMCでは、1stと同じく、TAKのウイスキー、Waltz in Blueとそれが飲める最前のシートについてのトーク。
「この辺(の席)から…この辺、あ、ここ、ここまで…。じゃあ、こっちからこっちはファーストで、こっちはビジネス…(観客笑)」
そうですよ、TAK先生、このライブハウスには、エコノミーはありません笑。
そしてメンバー紹介では、麻井さん、車谷さんと来て、
「キーボード!大楠…(2秒程)…雄蔵!w」(観客拍手)
「…下の名前が出てこなかったw …で、ギター、お、大賀、大賀…」(観客笑)
「(好修です!w)」(※勿論音声はないw)
「ああ!好修!好修ね!…そういえば昔、お世話になってましたね⁈w」(観客大爆笑)
大楠さんの名前が出てこなかったってとこからもしや既にネタなのか?w
大賀さんの公式SNSより。
9. Glorious 70
ここからの盛り上がりは1stと同じく。新しい曲は、みんな演ると思って聞いてくるからかとっても盛り上がる。
そして「最後の曲です」と言って始まったナンバーも1stと同じく、
10. Boogie Woogie AZB10
観客に大きく手拍子を促す大賀さんと大楠さん、麻井さんも自分のパートが出てくるまでの間一緒に。
決して大きなステージではないのに、この曲の時って何故か大きく感じる。フロントの3人が前に出て、身体を揺らしながら演奏する様は前から見るとやはり圧巻。
これは1stでも見られたのだが、曲の後半で、大賀さんがくるっと後ろを向いて大楠さんを見るシーンがある。数年前に見たSensationのライブの配信の時も見たのと同じ光景。大賀さんの表情は見えないのだけど、大楠さんがニコニコしているので、きっと同じように笑っているんだろうと解る。
盛り上がって集まって退場になって、これは堪らんセトリだと話しながら、Bと、まだ残っているポテトをつまむ。
ややあって車谷さんから順に全員が出てきて、松本さんまで揃って、さあアンコールだと皆で更に盛り上がる。
で。
以前松本さんが、ダニエル・ホーさんと一緒に演ってくれたブルーノートのセトリが、実はまだHPに残っていて、ここにくる前にチェックしてきたんだけど、1stと2ndでは、曲数が、2ndのが1曲多いんだよね。アンコールが2曲で。だから今回もそうかもと、ほんのちょっとだけ期待して待っていた。
それと、MCをする松本さんだけでなく、大賀さんと麻井さんの前にもマイクが立ち、あれはどこで使うのだろうとずっと思っていた、その答えが今ここで明かされることとなった。
麻井さんのSNSより、大楠さんショットw
En
1. 港のヨーコヨコハマヨコスカ
これがくるとは!www
まあ確かにヒットパレードの話は出たけど、これはそうそうライブでやらないものだと勝手に思い込んでいたので、まさかの展開にBと、いやいや観客全員大盛り上がり。
あえて言わせて頂く。松本さんの、これは既に「持ちネタ」だと思う笑。台詞回しなんて板についたものだし、あれをガチで出来るというのは、歌い込んでいる(?)証拠だろう。
Sensationお得意のコーラスも聞けて大満足。この4人、本当にこういう曲「も」上手いよねえ~。
実はこのライブの1週間前の、増田さん主催の横浜のホテルライブで、今年はこれを大賀さんと徳永さんがやらないかなあ~と密かに期待していた。
横浜で叶わなかった夢が、青山で叶った笑。
2. #1090
ヨコハマヨコスカを青山で盛り上げた後は、ど定番でみんな待ってるこれ。何度でも言いたい。これをSensationが一緒にやるってほんっとにほんっと~に、ファンとして喜びしかない。
お願いですから、どうかどうか、円盤にして下さいお願いします。3枚買いますから。
麻井さん、大楠さんのSNSより。
で、ステージが全て終わって5人で客席にご挨拶をして、さあ退場というまさにその時。
一番前の真ん中の、まさにファーストクラス中のファーストクラスにお座りだった男性が、小ぶりで可愛らしい花束(青いお花に見えた。もしそうなら更に素晴らしいセレクトじゃない?)をそっとTAKに渡したのである!
うわあ~!なんて素敵な瞬間に立ち会えたのだろう!
今回のライブでは、プレゼントやお手紙などをあらかじめどこかに預けてお渡しすることは全てNGではあったけれど、この席に当たったらそりゃあステージの演者様に渡したくなるのが人情だ。主催者側だってそれはきっと解ってくれると思うし、見てる方だって、その花束に自分の今の感動を託した気分でいられる。
花束を渡された松本さんが、「わあ、ありがとうございます!」(すんごい丁寧だった記憶があるので、多分こう言ったんじゃないかなあ~定かではないけど)ととても嬉しそうで、遠目で見ても溢れるくらいの笑顔だった。
ブルーノート東京様の公式SNSより。
余りにも素敵な最後だったので、その場でビールをお代わりしたかったけどラストオーダー後だったのでアウト(冒頭で訂正したように、この日は2杯既に飲んでいるw)。いやあ素晴らしかったね、とBと話しながら、余韻に浸りまくって暫く動けなかった。
表参道駅まで歩いて地下鉄で渋谷へ、そこから山手線に乗ってホテルに戻る。狭いし1階にあるから眺望は望めないお部屋だけど、お風呂と洗面台とトイレが全てセパレート、お風呂は洗い場が広くて椅子も桶もある、と水回りが非常に優れていて心ゆくまで寛げた。
更に言うと、フロントにあったアメニティのお茶の種類も豊富だったし、部屋に備え付けのシャンプー類が全て御木本で、極め付けはドライヤーとシャワーヘッドが全てReFaという、どこのサロンに来たんですか的な女性に嬉しいアイテムが勢揃いだった。
某駅から3分も歩かないところにあり、周りにはドラッグストアやコンビニが、駅前にはスタバ、ホテルの2階にはガストがあって、今回は時間がなくて利用しなかったけど、ホテルカードを作ったら(だと思う)、ガストでのウェルカムドリンクの無料券をくれた。
至れり尽くせり。渋谷や新宿の高いホテルに泊まるのはもうやめだ。
翌日があるのでBとの語らいもそこそこにして就寝。でもしっかり缶ビールをコンビニで買ってきて飲みました。
なお、Bが、私とAの1stステージが終わるまでの間寛いで待っていてくれた青山にあるヨックモック本店、でお土産に買ってきてくれた、抹茶のシガール、帰ってきて食べたら美味すぎて倒れた。あんな豪華なのシガールじゃないよwww
そうそうもういっこ。
私は撃沈だったガチャだけど、Bが、私が狙っていたリストバンドを出してくれた!もう嬉しすぎ。
時系列的にはこの後、前編の日曜1stへ行く訳である。日曜はホテルチェックアウト後にAと3人で合流し、Aが予約しておいてくれたホテル近くのイタリアンで旨いピザとパスタを食す。互いの報告会をして、店を出て駅でBと別れた。数日後の再会を約束して。
私とAはその後再びブルーノートへ。そして2日目の1stを見て、やり切った感ありありで、渋谷から新宿へと移動し、Aと駅構内で茶など一服しばいてから帰宅の途についたのである。
後編へ続く。
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