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本文中の、大賀好修さんのバンドSensationですが、2021年12月24日よりサブスクが解禁になりました!ご自身ご登録のサブスクよりお進み頂きますと、アルバム4枚及び既存のシングル、また新曲 “Night Breeze”まで全てサブスクでお聴きになれます!ぜひアクセスを!
いくらあってもいいもの、というのがある。例えば、収納場所。無尽蔵なら言うことない。そんなことあり得ないのは解っているが。その代わり、「好きなもの」なら、恐らく、いくらあっても構わないし、実際いくらでも思いつくことが出来るんじゃないだろうか。
私の好きなもの。例えば本。読むのが好きなのはもちろんだが、本自体が好きだ。紙の厚さや表紙の色味、全体の大きさ、フォントの形などなど。それがたとえ大学受験用の問題集であっても、好きな体裁のものを愛する傾向がある。或いは例えば映画。最近は全く見る時間がないが、ふと思い出すのはやはり昔何十回、何百回と見直した作品。「LAコンフィデンシャル」なんて、いまだに数々のシーンが浮かぶ。ラストシーンなんて最高だ。はたまた例えば海外ドラマ。私の「エレメンタリー」の偏愛ぶりには夫もしばしば閉口していた程。そりゃそうだろう。再放送になるたびに全て録画して見直すのだから。既にディスクに焼いてあるというのに。
好きだったなあシーズン2。一番好きだったかも知れない。マイクロフト出てくるし。
あら素敵。大好きでしたこのコンビ。いつかここに書きます。
そして音楽。ロックもジャズも大好きだ。若い頃から誘われれば大抵のコンサートやライブに行ったし、自分からチケットを取ったことだってどれだけあるか解らない。何万人も入る会場もいいけど、小さな箱なら尚のこといい。そういえば昔、TOKUさんのライブに行ったことがあるが、目の前の席しか空いてなくて、そこに座ったはいいが余りの恥ずかしさに顔が上げられなかったのを覚えている。今考えると、あんなに近かったんだから、ガン見すれば良かった。いや、するべきだった。
このアルバムにサイン貰いました。
前回に続いてB'z関連話だ。引っ張るつもりはなかったが、現在、引っ張らざるを得ない状況にある。短歌?もちろん書いてはいるが、若干ペースが落ちている。仕事が立て込んでいるから、というのもあるが。
昨年行われた5週連続配信ライブの模様が、特典映像付きでリリースになるということで、私と友人Kの間で盛り上がってはいたのだが、ある日私のもとに、ブルーノート東京よりメールが届いた。ライブのお知らせだ。週1で届くそのメールを、その時の忙しさによりこれまでも見たり見なかったりしていたのだが、その日はたまたま朝から暇で、メールをスクロールして下までゆっくりと見ることができた。
あれ?これ、徳ちゃんじゃん。
友達でもない癖にすっかり愛称で呼ぶのに慣れてしまった、5ERASサポートメンバーのベースの徳永暁人さんが、増崎孝司氏のライブに出るという内容だった。
配信ライブと聞くと何やら味気ない響きが増すようにも思うが、考え方を変えてみればいい。もしこんな状況じゃなかったら、つまり普通に観客入りのライブが行われるのなら、私は間違いなく彼の出演するライブを見たいと興味を持ったり出来なかったと思う。地方の人間の悲しいところだが、都会のライブに平日行くのはやはり困難である。ましてや仕事を持っていたりすれば。
だから個人的には、ライブに関しては、配信という形式を歓迎している。青山のど真ん中、いつ足を運んでも素敵な風景しか見えないブルーノート東京で行われるライブを、地方にいながら楽しめるのだから。
ブルーノート東京に初めて行ったのは2014年、松本孝弘さん、つまりB'zの松本さんのソロライブだ。大好きな大好きな松本さんが、ジャズファンとして憧れてやまないあのブルーノートでライブと来た日にゃあ、盆と正月とクリスマスが同時にやって来たような興奮で、とにかく何がなんでもチケットが取りたいと思い、速攻でブルーノート会員になった(実はラリーさんの時のブルーノートは取り損ねていた。何度DVDを観たことか。でも、同じ2010年の9月の東京JAZZには行った。いつもとフィールドが違う、アウェー感のあるステージでの松本さんは、新鮮だったし相変わらず素敵だった)。お陰でチケットは無事にゲットできた。友人Kとペアシートど真ん中左寄りで見たのを今でも鮮明に覚えている。
ああ懐かしい。夢のような時間だった。前に書いていたブログを、この記事を最後におしまいにしたんだったとふと思い出す。我ながら、いい締めくくりだった。
で、今回。徳永さん、もとい徳ちゃんがライブに出演するという。早速Kにこんなのがあるそうだけど、とメッセージを送ると、二つ返事で配信で見たいという。そして彼女は白状した。実は昨年の5ERASの後、徳ちゃんの余りの素敵さにヤられてしまい、プロフィールまで調べていたのだと。なにい、聞いてないぞ。
あら素敵。
そこで私も、彼についてちょっとネットで見てみた。更に言うと、他のサポートメンバーについても調べてみた。そこで驚くべき事実を発見した。
徳ちゃんも好きだが、私は、松本ファンなら然もありなんだが、大賀くん=大賀好修さんが大好きである。生でも映像でも、B'zのライブを見たことのある人なら解るだろうが、彼のギターの音色の素晴らしさと、実力に裏打ちされたテクニックはかなりのものだ。私は演奏に関しては素人だが、長年様々な音楽のリスナーをしてきたので、耳はそれなりに肥えている方だと思う。彼の音の良さにはいつも唸る。そしてあのプレイっぷりが最高である。常に松本さんを見て、合わせていくことが、多分何より楽しいんだろうなと無理なく思わせる笑顔。彼を見ているこちらが幸せを感じてしまうくらい。
白状すると、前出の2014年松本さんのブルーノートの時にも、実は彼を見ている時間が長かった。だって楽しそうなんだもの。ついつい目が奪われていた。まあ、こっちはお酒飲んで聴いてるからもっと楽しい訳だけど。 ついでにもっと白状すると、2016年のVoyageの時も、2017年のダニエルさんとのライブの時も、私は彼を相当長い時間見ていた。2016年はまあ、武道館だから、至近距離じゃなかったけど、2017年は2014年とほぼ同じシートが取れたので、ペアシートからゆっくり堪能させてもらっていた。
飲んだなあ、Omotesando。美味しかった。
で、何を発見したかというと。徳ちゃんと大賀くんが、同い年だということである。いや、でもこれはまあ、知ってる人も多いかも知れないし、驚くべきことではないだろう。私が驚いたのはもっと個人的なことで、この2人、私と年が1個しか違わないのである。
驚愕だった。もっと若いと思ってた。というか、あまり意識したことが今までなかった。1個と言っても、誕生日から換算すると、徳ちゃんはまあ、まるまる1個違う訳だけど、大賀くんに至っては、もしも彼が後1ヶ月早く、いやいや、あと10日ほど早く生誕していたら、私こそ同級生になっていたのである。
あの人たちがほぼ同級。ほぼ同級の人たちが、あのステージで彼らと音楽を奏でていたのか。そう思うと妙に気持ちが沸き立ち、嬉しくなった。別に私とはなんの関係もないのだけれど、でも、自分と同じ時期に同じものを見て、同じ音を聞いて、同じ思いを感じて、同じものに憧れ、同じ流行に乗っかって、同じレコード(またはCD)をレンタルして、同じマンガを読んで、同じことに悩んで、同じ時期に卒業して、ということが、本当に起こっていたのだと考えるだけで、そのほぼ同級の2人をとても身近に感じられたのである。勝手なようだけど。
この写真大好きだ。特大パネルにして飾りたい。 これまで、好きなミュージシャンといえば、年上なのが当たり前だった。そして、手の届かない遥か彼方にいるのが当然だった。B'zの2人は私達にとっては天上の人で、だからこそ永遠の憧れなのだ。昨今、「推し」というワードが頻繁に使われるが、私とKはこの言い方を好まない。だってB'zなんて、別にこれ以上推さなくったってB'zなんだもん。大体、推すって何?好き、でいいじゃない。大好きで。もう、心の底から大好きってことでいいでしょ?好きに敵うものなんてないはずだから。
脱線したが、実際、徳ちゃんの過去のインタビューをネットで読んでみると、彼が小学校の頃オフコースを聞いていたとか(ドンピシャ)、テレビで流れない音楽をラジオで聴いていたとか(私は角松敏生の初体験がラジオだった。中3で)、カセットで多重録音とか(やったやった)、ディスカウントショップの前のキーボードとか(私は駅ビルの電気屋のデスクトップパソコンだった)、受験の話とか大学の話とか、なんだか目に浮かぶ光景がたくさんあって、本当に同じ時代を歩んでいたんだなあと思い、非常に感慨深かった。私と彼との一番の違いは、恐らく、私達まで「共通一次」と呼んでいた試験を、徳ちゃんの学年からは「センター試験」と呼ぶようになったこと。そしてその時期は確かまだ、センター試験という呼称も定着していなくて、「新テスト」などと呼んでいたような記憶がある。
そしてこんな風にいろんなことを調べる中で初めて、私は、大賀くんが結構前からバンドを組んでいたことを知った。結成は2012年。ショックだった。私は遅かった。本当に気付くのが遅かった。なんたる失態。その頃何をしていたんだろう。2012年って言ったらまだ独身で、時間だけはあったはずなのに。しかもバンドが、大好物のインストバンド。いったい私の目は何を見ていたのか。なんたる節穴。
早速iTunesで検索すると、果たしてアルバムが既に4枚出ており、ソッコーでDLした。全部。まずは新しい4枚目。次に、徳ちゃんがゲストボーカルで1曲歌っているデビューアルバム。そして2枚目、3枚目。数日繰り返し聴くうちにどハマりした私は、音源だけでは飽き足らず、結局ディスクを4枚ともネットで買うという、大人買いと呼ぶには余りに大胆、いや誠にけしからん暴挙に出た。それがこれである。興味のある方がいるといけないので、下に、ディスクの中身をチラ見せしておく。どう?一番下の、4枚目の中の写真、素敵じゃない?
語り倒してるな。馬鹿だな私。でも、好きって止まらなくない?
さて、アルバムの中身だが、これが実に充実している。インストものを聞いたことがない人もいるだろうが、是非体験して頂きたい。言葉がないからこそのドラマティックな展開。目の前に無限に広がる風景。楽器同士の掛け合いの妙。豊かなライブ感覚。これは一度ハマったら絶対やめられない。
インストものといえばカシオぺアやTスクエアが思い出されるだろうが(ベタだけどカシオペアの「朝焼け」はいつ聞いてもグッとくる。Tスクエアは夫がF1ファンなので、隔週でテレビから流れて来る。今年はずっとあれを使っている。懐かしい)、角松敏生のギターインストアルバムは、今聞いても傑作である。大傑作と言ってもいい。私にとっては、ギターって最高!と思わせてくれた大切な2枚である。高校2年の時、レンタル屋で初めてあのレコードを見て気になり、少しして借りたんじゃなかったかなあ?それとも別の時にCDだったのか(というのもそのレンタルレコード屋が間もなく閉店してしまい、別のレンタルCDショップの会員になったことは確かだから)。その辺は覚えていないが、とにかく衝撃だった。カッコよくて、大人で、スマートで、都会で、ちょっと下世話で。その頃の自分には縁のなかった遠い世界を、少しのドキドキとともに教えてくれたアルバム。それがSEA IS A LADYと、大学時代聴くに聴き込んだLegacy of Youだ。
取れなかったんだよなあ、チケット。角松の。当時はもちろん公衆電話から。
そんな青春時代を送ったもんだから、大賀くんがインストバンドSensationを組んでると聞いたら頭がおかしくなるくらい興奮してしまうのもお解り頂けるのではないだろうか。え?わかんない?
デビューアルバムがいいのは理解出来るが、何がいいかって、4枚目が最高なところだ。サウンドが進化して、新鮮さや勢いだけではない深い味わいになっている。ジャズ的な感じが他の3枚より強いため,全体的に陽気さが少し薄れ、大人の男性の色味が強くなっているように思う。1曲目の「Axis」、テンポは早いが、アコギの音なんかめちゃくちゃ渋い。1分18秒辺りからのピアノのソロもグッとくる。その後の1分40秒辺りからのアコギが最高だ。大賀くんの魅力は、このアコギの音ではないかと思う。もちろんエレキの音もすごくいいのだが、彼のアコギの音色は、パワーがあるのに実に繊細だ。シングルにもなっている3曲目「月影」の、エフェクターがかったように聞こえるサビのギターの音もいい。光が表現されてる感じ。また、大人のサウンドといえば、8曲目の「色なき風」。重めのスタッカートのビートに、マイナーともメジャーとも取れるようなコードが絡む。1分50秒辺りからのギターソロなんかもうハートに響きまくりだ。実はこの重めのリズム、私は大好きだ。B'zファンに説明するなら、「ながい愛」といえば解りやすいだろうか。リズム隊が良くなければ、この手のサウンドは成立しない。その点で言えば、このバンド、ドラムもベースも実にいい。ドラムが刻むビートのキレの良さ。無機質過ぎず、かといって装飾しすぎない匙加減。またベースだが、このアルバムで一番好きな11曲目の「Evoke」、これのベースが実にいい。裏で一瞬鳴るベース音があるから身体が動く。腰に来る。腕を上げたくなる。Evoke、本当に好きで、頭の中に流れてくると自然と笑顔になるくらい。きっとライブで演ったら盛り上がるんだろうなあ。いやあ、傑作じゃない?このアルバム。
いい顔してるよねえ。真剣な顔ってグッとくる。
1枚目はもちろん1曲目の「Sensation」。リリースされたのが夏だったこともあるのか、聞けばたちどころに海が見えてくる。特に、車で海に向かって行って、わあっと広がってくるイメージ。ブレイクのところで指をパチンと鳴らしたくなるのは私だけではあるまい。1つ1つの音がかなり前のめりに立ち上がっているのに、全体のバランスが取れている。だからこの上なく気持ちいいのだ。ジャズ好きとしては7曲目の「Four」にも心が揺さぶられる。ジャズ的アプローチがある曲で、4枚目の6曲目の「Autumn alley」もそうだけど、こういうのをもっと演奏してくれないかなと願う。最近になって大賀くんのインスタの存在を知り(最近まで知らなかったなんて痛恨のミス過ぎる)、以前の投稿などを見直しているのだが、ジャズについての書き込みもあり、今後も頼もしく思っている。そして、冒頭に出てきた徳ちゃんこと徳永暁人さんが作詞とボーカルをとるラス曲「パラシュートが開かない」。あのねこれはね、語り出したら止まんないから少し抑え気味に(笑)。まず、このバンドのプロデュース力に脱帽する。それまでのトラックとは一線を画しつつも、アルバム全体のトーンを崩さない流れになっていて、聞いてて最高のボーナストラック的存在になっている。胸を掴まれるようなドキドキ感のあるサウンドに、徳ちゃんの詞と声が乗る。それが実に見事にセクシー。スレスレのところまでイっちゃいそうな歌詞に、男っぽいけどセンシティブな、聞いているとクセになる声。しかし友人K曰く、まずは「声を出す前の、最初のブレスでヤられる」とのこと(笑)。息遣いまで含めて彼=徳ちゃんの魅力を最大限に引き出していると言える。リピート決定で聴き込みまくりたい、そんな素敵な曲だ。
2枚目は前出2枚に比べてもう少しソフト。「Geometric」やYMOのカバー曲の「ライディーン」が入っているとはいえ、全体的に優しさが溢れかえっている曲が多く、切な系も上手いのだなと、幅の広さを思わせる。ちなみに我が夫が最初に反応したのはこのアルバムで、車で聴きたいというので貸したところである(やはりCDを買っておいて正解だった)。彼は昔、携帯の着メロがライディーンだったらしいので、耳に馴染みがあるのかもしれない。夫は私の2つ上。大賀くんと徳ちゃんが高校に入った年には残念ながら大学に進学していた、という年周り。どうでもいいかこれは。
3枚目はテーマとしてスポーツが挙げられているという、ある意味コンセプトアルバム。大賀くんはサッカーが好きなのかなあとタイトルから解る。こんなことを書くと、なんだか、女子高生だった若い頃電車通学をしていて、行き帰りが一緒になる隣の高校の男子の会話を最寄りの駅で盗み聞きしては、彼の趣味を推し量っているような、そんな錯覚にさえ陥りそうだ。まあ、そんな事実は一切なかったのだが。個人的には「陽炎」に心奪われる。50秒の辺からの、グリッサンドとは違うのかなあ、ギターの用語も覚えてないのだけど、こう、ぐううううっと音が次第に上がっていく辺り、まるで身体の奥の芯の方を掴まれたような気にさえなる。その後、単音で高い音をトーンと伸ばされる辺り。堪らなく刺激的。「陽炎」だから太陽が燃え盛るイメージの曲だろうけど、聞き様によっては夜が浮かんでくるような、そんな感じ。
とまあ、大好きな大賀くんのバンド、Sensationのアルバムを私なりに語り尽くしてきたけれど、まだまだ言い足りないくらい、彼らの曲は奥が深い。是非触れてほしい。そして感じて欲しい。
ちなみに、Spotifyなどの配信にはどうやらないようだ(訂正:冒頭に書きましたように、2021年12月24日よりサブスクが解禁になりました!) 。アルバムじゃなくても、気になった曲を、ダウンロードしてみて欲しい。
笑顔の素敵な人って魅力的だよねえ。ほんと。いつまで見てても飽きない。
巻き物好きなのかな。
マイスター、という言葉があるが、職人気質のミュージシャンが集まったバンドが、昔から大好きだった(B'zにもあるよね、「ザ・マイスター」って)。大学時代、もちろんB'zも聴いていたし全てのライブに行っていたが、実は最も聴き込んでいたのはFENCE OF DEFENSEで、ライブにもよく通った。新宿の日清パワーステーション、何度行ったか解らない。あの、キラキラしているのに重厚感のあるサウンドが、若かった私のドツボにハマっていたんだと思う。ベルベット調のシャツにブーツカットのパンツ、8センチの黒いヒールを履いてライブに行ったっけなあ。ライブでは彼らはとにかく上手かった。オーディエンスを乗せるのも上手かった、それも全てサウンドで。SensationのアルバムをDLした際、ちょっと検索したら彼らも配信していた。現在の写真もあった。健ちゃんもマットシもワタルちゃんも、なんていい歳の重ね方をしているんだろうと惚れ惚れした。昔の記憶ではあるが、確か、元を正せば、まっちゃんがTMのサポートをするようになったのは、最初は健ちゃんの代わりだったような気がする。音を知ったのはTMより後だが、FODはある意味、私のルーツになっているんだと思う。それがこうしてB'zへ、そして徳ちゃん大賀くん、Sensationへと繋がっている。
健ちゃんだけ2人と違うところを見ている辺り、昔から変わらない感じ(笑)。
仕事を本気でする人が好きだ。片手間にするのではなく。別に全員が極めなければならない、というのではない。ただ、仕事に対して真面目に取り組む人が好きだということだ。
大好きだった先輩がいた。彼はいつだって余裕のある様で、仕事を器用にサクッとこなし、自分の趣味に心から打ち込んでいた。それがとてもカッコいいと思っていた。どこか憧れでもあった。もしかしたら実際、それはカッコいいことなのかもしれない。でもある時ふと思ったのだ。それはやっぱり、カッコいいことじゃないんじゃないのかな、と。仕事はソコソコ、趣味には計り知れない情熱を捧げるって、どういうこと?って。
私は人に声を大にして言える程、大きな仕事をしている訳ではない。けれど、前出の友人Kは、今の仕事に私がついた時言った。「そうよね、どうして今まで気づかなかったのかしら。あなた、それ天職じゃない?」
その先輩のことは今でも嫌いではないけれど、かなり前から、誘われても飲みにいく気がしなくなった。まあ、私が結婚したってのもあったんだけどさ。
こうやって駄ブログなんか書いているけれど、私は自分に任された仕事には、全力で取り組みたい。小さくてもプライドを持てるくらい。大好きな音楽家達を見習って。
金曜には、徳ちゃんが出演するブルーノート東京の配信ライブだ。とても楽しみである。ライブ後にKとオンラインで語り合うのも。いや、我らのことだから電話かな。5ERASの時だって、毎週ライブ後に電話で小一時間喋っていたしね。
彼女が、Sensationの曲がSpotifyなどの配信サービスにはないというので、iTunesのギフトカードをオンラインで送り、これで大賀くんとこにある徳ちゃんの歌を聞くんだとメッセージした。彼女は私のお勧めの、1枚目と4枚目のアルバムをDLし、大変気に入ったと言ってくれた。その翌日、お礼にと、週末に松坂牛が届くように手配したと返信してきた。
徳ちゃんと大賀くんが、松坂牛に化けた訳だ。確かにこの2人にはその価値は十分あるが、私が送ったのは3000円の最低価格のギフトカード。
私はわらしべ長者か。
徳ちゃんのライブがきっかけで、ブルーノート会員に入り直した。週末が楽しみだ。
いつかSensationのライブに行きたい。行かないと多分気が済まないな。
大好きです。
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