文:見る「アイウエオ作文〜!ー大田紳一郎ソロライブ 『Singin'man's“The Bandwagon”』 ~アコースティック☆スペシャル~ 【DAY1】(配信ライブ)」




♪大田紳一郎ソロライブ 『Singin'man's“The Bandwagon”』 ~アコースティック☆スペシャル~ 【DAY1】



 圧倒的に歌の上手い人、というのがいる。味があるとか個性とか、そういうことももちろん大事だし、どっちかというと私はそちらに属する人の歌の方が馴染みがあるし、好んで聞いてきた方だと思う。


 とはいえ、実は1番最初に好きになったミュージシャンは、オフコースの小田和正さんだった。小学校の時だ笑。圧倒的に歌の上手い人といえば、小田さんを置いて他にいないと思うので、原点は「歌の上手い人っていいな」だったのだろう。


 今回の配信ライブを見て、その小田さんが好きだったという線が、大田さんにつながった気がした。とにかくもう、圧倒的に歌が上手い。歌唱力なんていうごく当たり前の言葉を、ものすっごく久しぶりに思い出した。

 配信は26日まで。DAY2は来月。



 大田さんが歌が上手いのはわかっていたつもりだったけれど、やはりそれは、コーラスで聞く時はもとより、こうしてソロライブで歌う時にこそ表に出てくる。高い音も低い音も自在に操りながら、この力強い声。でもやたら太い訳ではない、透明感のある声が、真っ直ぐに聞くものの心に迫ってくる。


 なんて書くとえらいこと真面目な歌手!って感じだけど、実はそうではなく、というか、実にユニークで楽しいのが大田さんのソロライブ。メンバー紹介だけで笑いが取れるっていうのは、私が見てきたライブではなかなかなかったかと思うw。doaでは恒例のようだが、サンタガウンを着てくれたり(コスプレ?w)、途中お楽しみコーナーがあって、「アイウエオ作文~♪」なんてのが始まったりするとは思わなかったよwww 配信ライブで、オーディエンスが目の前にいないのに、こんなに楽しませてくれる大田さん。さすがエンターテインメントの王者・獅子座男子!笑



 選曲がまた最高。過去に在籍したバンドでの曲とのことだったが、Oh Shiny Days(Twinzer)、Flash  Back(Rad Hammer)、この2曲は極上だった。いっやあ、なんていい曲なんだ!これはないのか配信にっ!と本気で思ったくらい。こういう思いがけない曲に出会えるのも、バンドメンバーのソロライブとか、ちょっと特別感のあるライブの醍醐味なのかもしれない。


 また、doaの曲の中から歌ってくれた3曲のうち、「季節が変わる頃またここで会おう」、恋人との別れを歌ったものだろうが、私にはもっと普遍的な「別れ」の曲に聞こえた。大田さんの書いた歌詞が実にグッとくる。そしてdoaといえばもちろん、作曲は我らが徳ちゃんこと徳永暁人さん。切ないメロディを大々的に出すのではなく、抑え気味にしているところがまたニクい。



季節が変わる頃またここで会おう

その時はもう少し笑おう

それが叶わない約束だと分かってる

想い出が何度時を止めても

その声が痛みを許しても

さよならは今 未来への誓い



 夜中一人でワインを飲みながら、母を思って泣いた。久しぶりに思い切り泣いた。

 なのにその後「アイウエオ作文~!」だもんね笑。さすが、エンタメの王者だわ。






 さて、大田さんももちろん素敵だったんだけど、私としてはやっぱしサポートのメンバーにも話を向けたいのよ。

 大体、これを見ようと思ったきっかけはSensaionの2人がいたからだし。


 麻井くんが綺麗な声をしているのは植田真梨恵嬢の配信ライブの時に気づいていたけど、いやあ、大楠くん、いい声してますわ。大賀くん、麻井くん、大楠くんの3人では、大楠くんが多分1番よく通る声。真っ直ぐで太いけど艶があるのよ。こういう声の人はごまかしが効かない。だからこその良さがあるんだよね。


 麻井くんはそれとはどっちかって言うと真逆で、高めのややハスキーな声。これがコーラスでハモるとものすっごくいい響きになるんだ。おしゃべりする時の低めの声と全然違うのがまた素敵。


 大賀くんはちなみに、麻井くんに近い声質かなと思う。高くてややハスキー。違いがあるとすれば、麻井くんの声はソフト、大賀くんの声はソリッド。だから絡むと堪らん程いいハーモニーになるんだろうなあ、と。






 それと思ったのは、2人とも指が長い。すっごくキレイ。大楠くんの鍵盤を弾く指、本当に優雅だった。また麻井くんがこう、ベースに指をあてがうじゃない?それも絵になるのよ。ミュージシャンってのはさ、演奏する姿もサマになる生き物よね。そんなことを考えながら見た。


 が、この2人もこのバンド=宴会部長大田さんに見込まれるだけのことはあって、やっぱしユニーク。大楠くんが楽しいキャラってのは、前にdoaのLive Campの配信見た時にも思ったけど。今回もそんなに出番はなかったにしても、やっぱり楽しそうなことには変わりなくて。彼はきっと、自分自身が楽しいことが大好きなんじゃないかなあ?


 でも今回、おいしかったのは麻井くんだよね。アイウエオ作文の時とかさ。「スノーが」のあれは笑った、ホント。


 大田さんがきっとこういうのが好きなんだろうね。みんなで和気藹々としながらも、プロとしての音楽をバシッと奏でて行くっていうさ。みんながワンフレーズずつ歌ってくれた、井上陽水奥田民生の「ありがとう」なんて音楽としてもエンタメとしても最高だった。


 大楠くんも麻井くんも、大きくたくさん映し出されていて、Sensationファンとしてはどんだけサービスいいんだって言いたくなる程の映像だった。そういえば前半始まってすぐに、来月の配信ライブの宣伝してたっけね笑。大丈夫よ、もうチケット押さえてあるからw





 ラストソングのMr. BIGのTo Be with Youって、私が1番最初に若い人たち向けに和訳をした曲だったので、とっても嬉しかった。そういえば、彼らの中に、やはりバンドを組んでいるギター少年がいて、あれをコピーしたって言ってたっけなあ。


 他にも、クリスマスならではのヤマタツのあれがあったり、doaの曲で一度聴きたかった「酔っぱライアー」があったり(この曲大好きよ)と、本当にバラエティに富んだセレクトだった。


 次回、もし足を運ぶことが叶わなくても、配信があったら絶対見たいな。行ければ行ってみたいとさえ思ったわ。いずれにしても、この方々のライブ、多分この先ずっと楽しみだと思う。今回配信で見られてほんとよかった。

 1枚目の写真はTwitterより。







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