文:見る「あけまして豪華2本立て無料配信ライブ動画リンク付き!ー口ずさむ名曲トランペットwith Guitar & 森川七月 #RAGNETLIVE(配信ライブ)」




 今回の記事の主役2人。しかも大賀くん、ヒョウ柄のストールだし。まあ、トラじゃないけどいいよねw 今年もどうぞよろしくお願います。



♪口ずさむ名曲トランペットwith Guitar 西川綾子&大賀好修(配信にて)


 大賀くんがトランペッターのお姉さんとコラボライブをすると知り、教えて頂いたようつべサイトに行ったのは12月26日。1日遅れのクリスマスに行われたコンサートは、それはそれはもう、大賀ファンには堪らない内容だった。主催者様によると、最低1ヶ月は無料配信しているとのことなので、未見の方には絶対に見てほしい。無料だし!





 トランペッターの西川綾子さんは、中でのお話によるとインターナショナルスクールで音楽の先生をされているようなので、ここではアヤコセンセイと呼ばせて頂くw 

 そのアヤコセンセイのトランペットに寄り添ったり前に出たりしながら、大賀くんがギターを奏でる訳である。ね、最高だと思わない?特に私はブラスの音が好きなので本当に楽しかった。


 ボズ・スキャッグスのWe Are All Aloneで幕を開けたライブ。こじんまりした空間で、2人の演奏を楽しめるなんて、生の観客の方はもちろんだけど、配信で見ているこちらにとっても半端ない臨場感。「こんなに(オーディエンスに)近いところで演るなんて…」と大賀くんも言っていたが、とにかく、演る方も聴く方もその距離の近さが醍醐味のひとつであった。


 カメラが結構入ったりしてもいたが(「お金持ちっぽいカメラ」とは大賀くん談)、とにかく音がいい。響きが美しくて、身体とか脳に染み渡る感じ。





 でもね、曲を聞くだけでも楽しいのだけど、曲間で挟まれる2人のお喋りがこれまたファンには極上なのよ。いや、これ、多分やたらなファンじゃなくても楽しいと思う。音楽が好きならきっと楽しめるお話が盛りだくさん。


 とはいえ、結構コアな話もあったりして。「仮装」とか「ニシン」とか「昭和」とか「26日」とか「禁じられた遊び」とか「サックス」とか「大阪王将」とか「お前をスターにしてやる」とか、ここに書いてるだけじゃ全くわからないと思いますが笑、見ると意味がわかるのでぜひ見てください。Sensationの話も出てきたりするので、是非是非。


 そういえばさ、ギブソンとフェンダーのことについて書かれた本があるんだよね、最近翻訳されたヤツ。あれ欲しいと思ってたのよねえ。私はなんでも文字から入ってしまうんだけど、読もうかなあ。



 アヤコセンセイがとってもトーク上手で、自分のお話と同時に大賀くんにどんどん話を振ってくれて。大賀ファンが見てるなということを意識してくれていたかどうかわからないけれど、大賀ファンのひとりとして、本当に感謝している。


 大賀くんは普段から、インスタ内のクローズドコミュニティ「ROOM  OHGA」でひとりトークをしてくれており、自分のことも結構お話ししてくれるのだけど、自分から自分のことを話すのと、誰かにインタビューされてそれに答えるのとでは、やはり話の内容が変わってくる。つまり、インタビューだと思いがけない話を振られたりするので、余計に本音というか、素の姿というか、そんなものがどんどん見えて、まあ有体に言えば、大賀くんが更に魅力的に見える訳である。

 アヤコセンセイ、本当に本当にありがとうございます。





 大賀くんはよくサポートギターで入る時に、ハモる相手をとにかく見つめて弾く姿が印象的に映る訳だが、今回のこれを見て頂くとわかるように、ハモる相手が誰であっても、彼は相手を見つめて合わせて行く。大袈裟かもしれないけど、これはプロとしての彼の美学なのだと勝手に思っている。


 というか、これは今から書く大楠くんも同じ。歌い手を見ながら演奏している訳よ。きっと特別なことではないのかも知れないけど、見ている方としてはその、相手の姿を見続けるところが美しいなって思うんだよね。


 今から見る方のためにも全部ネタバレとかはやめておきますが、1曲、大賀くんのギターのみの曲があり、これは私が友人の結婚式でカサンドラ・ウィルソンが歌うバージョンを選曲してかけたという思い出の曲なので、思わず涙ぐんでしまった。


 アヤコセンセイのトランペットは、派手さを抑えた優しくて明るい音色が持ち味。フリューゲルホルンのようにちょっと大きめに見えるのもあったりして、金管好きはほくほくだ。選曲もとっても良かったと思う。I’ll Be There、大好きだ。


 私は比較的若い頃から、今は亡き母より昭和歌謡の手解きを受けているので笑、結構解る方だが、あの演歌のあれのアレンジには唸ったねえ。大賀くん、ヨーロピアンだしスパニッシュだし、要は本人も言っていたように、ロックだった。なるほどねえ。こんな風になるのかと。歌謡曲、というか大賀くんが「ニューミュージック」と言った(懐かしい。この単語いつぶりに聞いたろうw 私結構好きだった、このジャンル)あの曲も含めて、母に聞かせたかった。


 アコースティックギター1本なのにこんなに満足できるってのは、やっぱし技量があるからよね。でもきっとそれだけじゃなくて、ジャンル問わず、どんな音楽も愛しているからだと思う。こういう幅の広いところに惹かれるんだよなあ、彼の。





 演奏する姿も楽しそうに笑う顔も何もかも楽しめるお得なライブ。最低1ヶ月配信とのことなので、とりあえず今月25日までは見られるんだろう。

 主催者様、もし出来ましたら、Sensationの配信ライブが始まる28日まで見られるといいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。







♪森川七月 無観客無料配信 #RAGNETLIVE (配信ライブ)


 YouTube配信ライブ記事第2弾はこちら。京都のライブハウスからの、まさにライブ配信だった。最初は後からアーカイブで見ようかと思ってたんだけど、Sensationがバックを務めた七月さんのアルバムは、2021年1番聴いたうちの1枚なので、これはぜひライブで見ようと思い直して、リアルタイムで楽しませて頂いた。

 無料配信は6日まで、もし興味がおありの方は早めのアクセスを。





 七月さんの声は滑らかなのに軽やか。普通、こういった声はまったりと、フェロモンたっぷりに聴こえることも多いのだが、これが不思議なことにべったりしていない。ここがいい。だから先ほど挙げたアルバムを、私は真夏によく聴いていたのだが、全く暑苦しくなく繰り返せた。


 今回これを見ようと思った理由は、七月さんももちろんだが、キーボードの大楠雄蔵さん。言わずと知れたSensationのひとりである。彼を配信で楽しむのは今年3度目。端正過ぎず、派手過ぎず、いい塩梅の彼の鍵盤。いつも思うんだけど、彼の鍵盤って音が潤ってるんだよねえ。保湿系の音。とっても心地よい。


 例えば、TKの鍵盤というのはきっと、湿度低め。カラッとした音こそが彼の信条だと思う。大楠くんのはその逆というか、持ち味の違う音というか。そこが魅力的に思える。


 どれもよかったんだけど、セカンドステージの1曲目のNature Boyのピアノ、すっごく良かった。ピアノと歌だけだったから余計に深く味わえたのかもだけど。元々この曲好きなんだよね。物悲しげで美しくて。次の「いっそセレナーデ」も絶品だった。これは後述ね。


 大楠くんの鍵盤はサックスの堂地さんの音にもすごく合っていたと思う。どちらも比較的湿度高めなのに、ジメっとはしてないんだよね。





 七月さんの歌の中では特に「いっそセレナーデ」が良かった。暫くぶりに聴いた歌だけど、陽水の元歌も大好きで、堪能させて頂いた。Just The Two of UsもEnglishman in New Yorkもすごく良かった。サックスがいるってことはこの選曲よねと納得。


 そして、初めて体験した七月さんのMC。歌のギャップもあってか笑、めちゃくちゃ面白かった。こういうの大事よね。エンターテインメントとしての存在感もとってもあった。

 こういう素敵な歌を聴きながらお酒が飲める時が、そのうち来るといいと思う。














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